キャプテン・アメリカシリーズの第3弾です。とはいえ、アベンジャーズが集結しています。
シビル・ウォー=内戦。何者かが、仲間割れすることを望んでいます。
ヒドラに洗脳されたウィンターソルジャーの過去が、トニー・スタークの過去と繋がります。
新しい仲間が増えるのも見所ですが、今作はなんといっても”友情”をめぐる熱い熱いドラマです。涙がこぼれるかもしれません。
シビルウォーのネタバレあらすじ
1991年12月16日。ヒドラに洗脳されたバッキー(=ウィンターソルジャー セバスチャン・スタン)が指示通りに1台の車を襲い、青いパックを盗み出しました(このシーンとても重要です)。
現在のラゴス。キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)との戦いで大やけどを負ったヒドラのラムロウ(=クロスボーンズ フランク・グリロ)が感染症研究所を襲います。
アベンジャーズが鎮圧に向かいましたが、民間人に被害を出してしまいました(ワカンダの親善大使を含みます)。
自らの力をコントロールできなかったワンダ(=スカーレット・ウィッチ エリザベス・オルセン)はひどく自分を責めますが、キャプテンが励まします(人を救うことが使命。でも全ての人を救うことはできない)。
世論の高まりを受け、アベンジャーズを国連の監視下に置く”ソコヴィア協定”が持ち上がります(『エイジ・オブ・ウルトロン』は鑑賞済みでしょうか)。
トニー・スターク(=アイアンマン ロバート・ダウニーJr)は、ソコヴィアで息子を亡くした女性から非難を受けましたし、これ以上仲間を危険にさらしたくありません。
トニー、ローディ(=ウォーマシン ドン・チードル)、ヴィジョン(ポール・ベタニー)は協定に署名します。
自らの意思で行動し、戦うべきというキャプテン、ファルコン(アンソニー・マッキー)ワンダ、バートン(=ホークアイ ジェレミー・レナー)は署名を拒みました。
ロマノフ(=ブラック・ウィドウ スカーレット・ヨハンソン)はまず信頼を回復すべきだし、チームでいることが大事なんだと説き、署名します。
そんなときキャプテン最愛のペギーが亡くなり、彼女の残した言葉を胸に、やはり己の正義を貫く決意をします(ペギーの姪、シャロンと再会。これから何度も助けられることになります)。
ウィーンでソコヴィア協定の協議が行われています。ワカンダの王がスピーチ中に爆破が起こり、息子のティ・チャラ(=ブラックパンサー チャドウィック・ボーズマン )が駆けつけるも間に合わず、王は亡くなりました。
バッキーが実行犯と見なされます。
CIAと、父を殺されたブラックパンサーがバッキーを追います。キャプテンはバッキーを守ろうとします(バッキーの犯行ではないと信じています)。
ウォーマシンが制圧し、4人は逮捕されます。
バッキーは心理鑑定を受けることになります。精神鑑定医として現れたヘルムート・ジモ(ダニエル・ブリュール)によって再び洗脳されたバッキーは逃走します。
キャプテンとファルコンも追いかけます。
しばらくして洗脳が解けたバッキーは、キャプテンを認識します(アントマンのラストシーンです)。
ジモの目的は、バッキーのほかにも存在するウィンターソルジャーを目覚めさせ、悪事に利用しようとしているのだろうと、阻止するためにモスクワの施設に向かうことにします。
空港では、トニー率いる協定賛成派が待ち構えていました(クイーンズでスカウトしてきたスパイダーマンとバッキーを追うブラックパンサーも仲間入り)。
対するキャプテン派は、バッキー、ファルコン、ワンダと、引退から呼び戻されたバートンと、新メンバーのアントマンです。
ヒーローたちによる壮絶な戦いによって空港はボロボロです(これはまた後始末が大変)。
ウィドウがやはりキャプテンを信じ、飛び立つ手助けをします(トニーは土壇場で翻ったウィドウに、二重スパイの習性が抜けないんだななんてひどいことを言います)。
キャプテンとバッキーを追うアイアンマンとウォーマシン。ヴィジョンの狙いが逸れてウォーマシンに当たってしまい、真っ逆さまに墜落(下半身不随になってしまいます)。
ファルコンたち4人は逮捕され、海に浮かぶラフト刑務所に入れられてしまいました。
もう完全にアベンジャーズはバラバラです。
爆破の犯人がバッキーではなくジモだと突き止めたトニーは、キャプテンたちを追います。
果たしてジモの目的は。アベンジャーズはどうなってしまうのでしょうか。
シビルウォーのラスト結末
ジモは、ソコヴィアの特殊部隊の大佐でした。あの日、大切な家族を失い、アベンジャーズを恨んでいました。倒すことは不可能なので、内側から崩壊させることを思いつきました(ウィンターソルジャーたちは利用しませんので全員殺してしまいました)。
現れたトニーに、事故死と聞かされていた両親が、洗脳されたバッキーに殺された証拠の映像を見せました(キャプテンはその事実を知っていて隠していました)。
トニーには復讐しかありません。
止めに入るキャプテンと3人で激しく戦います(2対1で圧倒的にトニーが不利です)。
とどめを刺されて動けなくなったトニーは、去り際のキャプテンに、「父が作ったその盾を持つ資格はない。置いていけ」と言います。
トニーを追ってきたブラックパンサーは全ての真相を知り、復讐の連鎖を断ち切るために、ジモに生きて償えと殺さず捕らえます。
ラストで、トニーの元にキャプテンから手紙が届きます。「自分が必要なときはいつでも駆けつけるから、それまでは互いの信じる道をいこう」と。
キャプテンは刑務所から仲間を救出した後で、ワカンダにバッキーを預けます。バッキーが「完全に洗脳が解けるまで眠っていた方がいい」と決めたためです。
さらに、空港での頑張りを認められたということでしょうか。”スパイダーマンは帰ってくる”というメッセージで締めくくられます。
シビルウォーの感想
アイアンマンのファンにとっては、キャプテンとバッキーの仕打ちは受け入れられないかもしれません(私自身、初見では二度と見たくないと思いました)。
洗脳とはいえ、バッキーのしたこと、とはいえ洗脳。その堂々巡りです。
今作は今までに増してドラマですね。ウィドウが深みを与えているし、ヴィジョンとワンダの関係も意味深だし。
再びチームとして世界を救う日はやってくるのでしょうか。
コメント