”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(銀河の守護者)”と呼ばれる、寄せ集めの仲間たち。
前作でチラリと触れたピーター・クイルの出自が明らかになります。
仲間のために身を挺したグルートが、キュートな姿を見せてくれます(おまけにかなりの天然です)。
今作も軽快なアメリカン・ミュージックに乗って、リズムをとりながら楽しみましょう。
ガーディアンズオブギャラクシー リミックスのネタバレあらすじ
1980年、ミズーリ州。若き日のピーターの母メレディス。宇宙人と恋に落ちるなんてと、幸せそうです。
34年後。全身がゴールドのソヴリン人は、自分たちが最も優秀な種族だと思い込んでいるために冷酷な性格をしています。
ガーディアンズは、女帝である(最も傲慢な)アイーシャから依頼され、シーモンキーを倒し、貴重なアニュラックス電池を死守しました。報酬はガモーラ(ゾーイ・サルダナ)の妹の、捕らわれていたネビュラ(カレン・ギラン)でした。
ソブリン星を離れてすぐ、ロケット(声ブラッドリー・クーパー)が電池をくすねてきたことがばれ、無数の追っ手が。「侮辱は許さない」と怒りに震えるアイーシャ。
追いつめられてピンチのところ、ソブリンの小型船が次々破壊され、ピーター(=スター・ロード クリス・プラット)たちはベマハートという星までワープを成功させます。
しかし着地は最悪で、船は真っ二つになり、口論が勃発です。
そこへ現れたのは、ピーターの父を名乗るエゴ(カート・ラッセル)とマンティス(ポム・クレメンティエフ)という女性でした。
彼は自分の星に来てみないかとピーターを誘います。半信半疑ながら彼の話の真偽を探りたいピーターは、船の修理をロケットに任せ、ガモーラ、ドラックス(デイヴ・バウティスタ)とついて行きます。
美しくも不思議な星でした。エゴはセレスティアル(天界人)と呼ばれる小さな神で、息子であるピーターにも力が眠っているだろうと、その力の操り方を教えようとします。
星々を旅し、地球でメレディスと恋に落ち、ピーターが生まれたと語りますが、ピーターは母を置き去りにしたと怒りをぶつけます。しかし言葉巧みにメレディスへの愛を口にし、ピーターは次第に心を開いていきます。
そのころラヴェジャーズのリーダー、ヨンドゥ(マイケル・ルーカー)は、かつて自分を拾って育ててくれたスタカー(シルヴェスター・スタローン)と再会します。ヨンドゥはピーターを拉致したこと(掟を破ったこと)から信頼を裏切ったと追放されたのでした。再びチームを組みたいと申し出ますが相手にされませんでした。
そこへアイーシャが、ガーディアンズを捕らえるよう、ヨンドゥに依頼します。
留守番をしていたロケット、グルート(声ヴィン・ディーゼル)、ネビュラは抵抗むなしく捕らえられます。
いつもピーターをかばい続けてきたヨンドゥに対し、メンバーたちがついに反乱を起こしました。リーダーを代える時が来たと言い、”テイザーフェイス”が新リーダーとなり、ヨンドゥを慕う者たちを宇宙に捨ててしまいます(この反乱に乗じてネビュラが逃げます)。
ヨンドゥとロケットが策を練ります(ここでのグルートの天然ぶりは愛らしくてたまりません)。ヨンドゥの部下クラングリンの助けを借り、脱走を果たします。
エゴに信頼を寄せていくピーター。その一方でガモーラは、エゴは胡散臭く、マンティスは何か隠しているのではないかと忠告しますが、ピーターは聞く耳を持ちません。
ひとり佇むガモーラは奇襲に遭います。ネビュラです。まず姉を殺して次は父と、復讐を心に誓っているネビュラは容赦ありません。
激しい戦いの末、ひとまず収束したふたりは、大量の頭蓋骨を発見しました。
ピーターはエゴから、いつかこの星はお前のものになると言われます。我々だけが、宇宙を正しい道へと導けるのだ、ひとりではできないから二人で力を合わせようと言います。
エゴはピーターだけでなく、それはたくさんの子どもをもうけていました。しかし力を受け継いだのはピーターだけでした(大量の頭蓋骨は不要になった子どもたちです)。そしてピーターを手に入れるために、母メレディスの脳に腫瘍を入れたのでした。
母を深く愛していたピーターは、そこで我に返り、キレました。
ロケットとヨンドゥはエゴの星に向かっていました。その道すがら、ロケットはエゴについて聞かされます。
ヨンドゥは金に目がくらみエゴと取引をしてしまいました。エゴの子どもたちを引き取り、引き渡す。しかしエゴが子どもたちをどうするか気づいてしまったヨンドゥは、ピーターを守ることに決めたのでした。
エゴの星にピーターの仲間が集まりました。
父と息子の戦いの真っ最中です。星の真ん中にあるコアを壊そうとします(エゴの心臓部です)。グルートが起爆装置をセットします(とても重要な役割ですが、とても不安です)。
エゴのパワーで地球やほかの星にも危機が及んでいます。ピーターの力で食い止めることはできるのでしょうか。
ガーディアンズオブギャラクシー リミックスのラスト結末
エゴはコアを死守したいところです。永遠の命以上に尊いものなんてあるのかとピーターに問いかけます。ピーターの力が増していき、もはや互角です。
ヒーターを除く仲間たちは宇宙船に乗り込みました。ピーターを待たずに避難するしかありません。
そのときヨンドゥが。「俺を男にさせてくれ。」
グルートが仕掛けた時限爆弾が爆発。エゴは消え去りました。
ピーターは・・・ 現れたヨンドゥが1着しかない宇宙服とジェットロケットをピーターに着け、自分は息絶えてしましました。
ラヴェジャーズ流の葬儀で、宇宙に、盛大にたくさんの花火が上がりました。かつての仲間たちが、ヨンドゥの最期を称えます。
ガモーラとネビュラも抱き合い、和解したように見えましたが、ネビュラのサノスへの恨みは消えることなく、ガモーラの元を去って行きました。
ヨンドゥの武器である矢はクラングリンが受け継ぎました(練習中、ドラックスに刺さりました)。
ピーターはヨンドゥの形見として音楽プレーヤーをもらいました(実在したZune 300曲入りです)。
ピーターは父を倒し、同時に神としての力も失ってしまいましたが、後悔は微塵もなさそうです。
ガーディアンズに屈辱を与えられたアイーシャは、”アダム”というロボットを使った次の作戦を考えているようです。
ラストで、ティーンに成長したグルートが、ゲームばかりし、部屋を散らかし、ピーターに叱られています(ピーターもグルートの言葉が理解できるようですね)。
ガーディアンズオブギャラクシー リミックスの感想
前作では、リーダーといいつつなんとなく頼りなかったヨンドゥが男気を見せました。というか、ピーターをずっとずっと守っていたんですね。花火、きれいでした。
ネビュラの心も、ガモーラの心も、少しずつ溶け出したようです。
それからMCU作品全作に出演している唯一の人物、スタン・リーの役割がわかりました。MCUの世界を監視するウォッチャーだったんですね。