アメリカンハッスルのネタバレあらすじとラスト結末

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世の中には善い嘘と悪い嘘があるそうです。しかしまぁ、嘘は嘘なんです。真実にはなりません。彼らは皆、生き抜くために嘘を重ねます。

それこそ嘘のようなストーリーですが、実話を含んでいるそうです。

豪華なキャストが嬉々としてそれぞれの役になりきっています。寂しい1:9分けにまん丸お腹は、さて誰でしょう。

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アメリカンハッスルのネタバレあらすじ

1978年4月28日、ニューヨークのプラザホテル。大仕事を前に丹念に丹念に髪型を作り上げてまるで別人に変身したアーヴィン(クリスチャン・ベール)。

別室では、監視カメラの最終チェックをしている様子が映ります。

アーヴィンの元にパートナーのシドニー(エイミー・アダムス)とFBI捜査官のリッチー(ブラッドリー・クーパー)が現れ、アーヴィンとリッチーは些細な口論をし、リッチーは、念入りに仕上げた髪型をぐちゃぐちゃにしてしまいした(それだけはしてはいけないことと、シドニーが直します)。

気を取り直して、カメラが隠されている部屋へ。そこで待っていた大きな仕事とは、ニュージャージー市長のカーマイン・ポリート(ジェレミー・レナー)に賄賂を受け取らせる囮捜査でした。

しかし、なんだか怪しいなと、市長は手ぶらで部屋を出て行ってしまいました(アーヴィンが連れ戻すように言われます)。

アーヴィンは幼い頃から、ガラス屋を営む父親が何度となく騙される場面を見てきました。自分は絶対に騙す側になるんだと誓い、表向きはガラス屋、クリーニング屋ですが、裏で盗品や贋作のアートを売る詐欺師でした。

ある日友人宅のパーティで知り合ったシドニーと、たちまち恋に落ちます。

大きなまん丸のお腹に髪は寂しい1:9分け。それでもアーヴィンの、雰囲気があって余裕が漂うところに惹かれたシドニー。

シドニーは聡明な美人で、エレガントに生まれ変わりたいと願い、ニューヨークに出てきたのでした。

シドニーには本当の自分をさらけ出せると感じたアーヴィンは、実は裏の仕事のほうがうまくいっていると、融資詐欺について説明し、ビジネスでもパートナーになりました。

どん底の人から奪うのは簡単、それでも誰彼かまわずではなく、選び抜いたターゲットに仕掛けます。

二人は本気で愛し合っていますが、アーヴィンには妻子がありました。情緒不安定な妻ロザリン(ジェニファー・ローレンス)をもう愛していませんが、息子(ロザリンの連れ子)は大切で、ロザリンは親権を盾にして離婚に応じないのです。

ある日、いつもの手口で顧客に説明をし、シドニーが小切手を受け取ると、FBIが乗り込んできました。顧客を演じていたリッチーは、シドニーに好意を抱き始めていて(2回ランチをしています)、アーヴィンに利用されていると吹き込みます。

リッチーは同業者、投資詐欺、証書詐欺、贋作、何でもいいから4人売れば無罪放免にしてやると持ちかけます。

3日間拘留されすっかり憔悴したシドニーは、一緒に逃げようと言いますが、アーヴィンはやはり息子が気にかかります。シドニーは傷つきますが、リッチーの気持ちを利用し、騙すことにします。

アラブのシークを作り上げ、詐欺師をおびき寄せる作戦がスタートします。

億単位の話になると聞いて、詐欺師仲間は、ニュージャージー市長がカジノ建設の資金をほしがっているから紹介したいと言い出しました。

リッチーの上司は政治家をはめることは危険だと却下しますが、手柄を上げたいリッチーは、さらにその上司、出世欲の強いアマドを味方に付け、作戦を変更しようとします。

アーヴィンも政治家は断ると言いますが、断る資格などないと言われてしまいます。

そして最初のシーンです。プラザホテルで、カーマインは金を受け取らず帰ろうとします。アーヴィンが追いかけて、言葉巧みに信用を得ます(仲介なしで君と取引しよう)。

妻同伴で食事をすることになり、アーヴィンはロザリンを連れて出かけます(わかっていてもシドニーは傷つきます)。奔放なロザリンは夫妻に気に入られ、楽しい時間を過ごし、アーヴィンとカーマインは友情を深めます。カーマインの人柄と市民への想いを知れば知るほどアーヴィンは罪悪感が芽生えます。

傷心のシドニーはリッチーと踊りにいきます(リッチーには気乗りしていないフィアンセがいました)。二人はいい雰囲気になりますが、本物の愛に育つまでは関係はお預けだと釘を刺します(フィアンセがいますしね)。

カジノが建つ街をシークに見せたいというカーマインの願いを叶えるために、カムデンの街でシークの歓迎パーティを開きます。パーティに無理矢理ついてきたロザリンはシドニーと対面しました(女の直感が怖いです)。

完成間近なカジノには、大物マフィアたちも招待されていました。大ボスのヴィクター・テレジオ(ロバート・デ・ニーロ)は、アラブ語もろくに話せないシーク(FBI捜査官 マイケル・ペーニャ)を含め、この話が本物であるか疑わしいと言い、2週間以内に1000万ドルを振り込めと条件を付けました。

妻ロザリンVS愛人シドニーのバトルがありました。ロザリンは、愛されているのはシドニーだと感じたのでしょうか。捨て台詞をはき、シドニーの唇に濃厚なキスをして、マフィアのひとりの誘いに乗ります。

カーマインは「我々は決して諦めない」とスピーチをし、拍手を浴びます(アーヴィンの罪悪感は募る一方です)。

リッチーに迫られ、シドニーは偽りの自分をばらします。二人が揉めているところにアーヴィンがやってきて、俺たちはもう降りると言います。リッチーは引けませんが、アーヴィンはカーマインを救いたいのです。

シドニーの心を取り戻し、二人でFBIを出し抜く大作戦を開始します。

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アメリカンハッスルのラスト結末

リッチーは腐敗しきった政治家たちを退治しようと決め、再びアマドを説得して、プラザホテルのスイートにカメラを仕掛けます。下院6名、上院1名の議員が金を受け取る場面を撮影しました。さらにテレジオまで逮捕したいと欲を出します。

テレジオの手下のマフィアと恋仲になったロザリンが余計なことを口走り、アーヴィンが拉致されます。200万ドル支払うからとの約束で解放され、そのとき思いついた妙案を実行に移します。

アーヴィン、シドニー、リッチーが向かった先はテレジオの代理人の事務所でした。彼の口から「買収や脅しなら我々に任せてくれ」といった台詞を引き出し、録音に成功します。テレジオの指定口座に200万ドルを振り込みました。アマドもリッチーも大喜びです。

アーヴィンはカーマインの自宅を訪ね、FBIの囮捜査であったことを隠さず全て話しました。「助けたい。償いたい。」と言って詫びても、裏切られ激怒したカーマインに追い出されてしまいました。友情は失われてしまいました。

最後の200万ドルにはからくりがありました。

テレジオの代理人はアーヴィンの友人が演じていて、テレジオはお金を受け取っていません(だから逮捕されません)。収賄の証拠を握られた議員たちは逮捕されました。カーマインは、200万ドルを返済したということで18ヶ月の懲役に減刑されました。もちろんアーヴィンはFBIから追及されましたが、抜かりなく逃げ延びました。

その後、アーヴィンとロザリンは離婚しました。ロザリンはマフィアとマイアミへ。アーヴィンは親権も手に入れ、シドニーと3人で、詐欺からは足を洗って、まっとうな画廊を開き、まっとうに生きていくと誓いました。

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アメリカンハッスルの感想

最初は誰かと思いましたが、クリスチャン・ベールがかっこいいんです。なぜでしょう。ジェニファー・ローレンスも惨めなくらい、状況が読めないんです。でも全員がはまり役で楽しそうで、見ていて楽しくなりました。

詐欺師がFBIに協力し、囮捜査によって真相を暴いた1970年代の”アブスキャム事件”を描いています。市長の行為を見ていると、不正の金といっても市民のためであって、何が正義かわからなくなりますね。

 



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