アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロが共演し話題となった「マイインターン」。
公私ともに邁進していくキャリアウーマン・ジュールズを、シニア・インターンで採用された高齢の部下・ベンが支えていく心温まるストーリー。
この記事では、「マイインターン」のラスト結末、あらすじネタバレと感想をお伝えいたします。
マイインターンのネタバレあらすじ
40歳年下の部下
ジュールズはオンラインショップの事業で大成功を収め、忙しい日々を過ごしていました。
部下のキャメロンからのアドバイスで、シニア・インターンの募集をすることになります。
ベンは定年後、隠居し妻にも先立たれたことから社会との関わりが少なくなっていました。カフェに行ったり、太極拳に通うなどしていますが、空回り。なかなか思うようにうまく関わりが持てない中、ジュールズの会社の高齢インターン募集の広告を見つけ、応募します。
幾度かの面接の後、ベンの採用が決まりジュールズのもとで働くこととなります。
ジェールズはインターンで入ってくる人材は大学生だと勘違いしていた上に、入社後「あなたに与える仕事がない」とベンに言います。それでもベンはパソコンの使い方を学ぶなどして日々ジュールズからの指示を待っていました。ベンは決して萎れることなく、連日ジュールズが帰宅するまで待機し、荒れたデスクを片付けるなどして周囲からの信頼を徐々に得ていきます。
距離を縮める2人
ジュールズの会社は社員数200名以上の会社に発展しましたが、あまりの会社の成長の速さにジュールズの手腕では行き届かない面もあるのではという懸念から、外部からCEOを雇うという意見が出ていました。ジュールズは納得いきませんでしたが、自分の手のうちでおさまらないということは感じていたので、CEOを招き入れる方向で話を進めていました。
ある日ベンは、ジュールズの運転手が運転前に飲酒をしているのを発見し注意すると、代わりにベンが運転手を務めることになります。翌日運転手が失踪したため、それ以来ベンは運転手を務め続けることになります。ベンが自宅の外で待っていると、ジュールズの夫のマットが中へ入るようにと招いてくれたため中で待っていましたが、ジュールズはそれを良く思わず部下のキャメロンにベンを辞めさせるよう指示を出します。
その日の夜、遅くまで共に働いていたベンとジュールズはお互いのことを少しずつ尻は閉めます。会話の中で、ベンのジュールズを心から尊敬しているという気持ちを知り、ジュールズのベンに対する印象が大きく変わっていきました。
翌日ベンへの評価が大きく変化したジュールズは、ベンを快く迎えますが、前日ジュールズが部下のキャメロンにベンを辞めさせるよう告げたことで、ベンは異動となり、代わりに違う女性のスタッフがやってきました。ジュールズはすぐにベンへの辞令を撤回し、ベンに謝ります。ベンが戻ってきたことで、やはり仕事が円滑に進むようになります。
夫の浮気
ジュールズは夫のマットと娘のペイジの3人暮らしで、ジュールズが忙しく働きまわる一方で家事全般はマットがこなしていました。
ある日ベンはペイジの友人の誕生日会にマットの代わりに付き添いをします。その帰り、マットの浮気現場を目撃してしまいました。ジュールズにマットの浮気について告げるのを悩んでいるなか、新しく招き入れるCEOとの面談のため、ベンとジュールズはサンフランシスコへ向かいます。その晩、宿泊先でベンはジュールズからマットの浮気について相談を受けます。ジュールズはマットが浮気をしていることに気づいていました。
ジュールズは自社にCEOを招く理由の一つとして、マットとの関係の修復のためでもあると明かしますが、ベンはジュールズに自分らしくいるべきだと伝えます。離婚することで、一人でお墓に入るのは寂しいと涙を流すジュールズに対し、ベンはそうなったら自分と同じお墓に入ればいい、と優しく言いました。
マイインターンのラスト結末/ジュールズの決断
翌日、新しいCEOとの面談はうまくいき、その後も迎え入れる準備が進んでいきました。
しかし、ジュールズはその決断をどこか腑に落ちていないような気持ちでいました。それに気づいていたベンはジュールズに「君の宝物を誰にも譲らないで」と言い、ジュールズの背中を押します。
すると会社にジュールズの夫のマットがやってきて、自分のためにCEOを雇うのであればやめてほしいと告げました。マットは今までのことを謝罪し、関係の修復をジュールズに求めます。マットを抱きしめる形で、ジュールズはそれに応えました。
ジュールズはベンに報告しようとしますが、ベンは休暇を取っていました。
公園で太極拳をしていたベンを発見し良い話があると声を掛けると、「これが終わってから」と言われ太極拳に誘われました。
マイインターンの感想
終始大きく驚きのある展開もなく、穏やかに柔らかく話が進んでいきますが、テンポは良いので飽きずにみられました。
メインキャストの2人が男女でありながら、恋愛関係に発達するような話の展開でなく、かといって親子でもなく、友情でもない言葉で表しがたい絆を結び始める2人の様子は、純粋に素敵だなあと思えました。
ベンの物腰が柔らかく、いくつになったとしても果敢に何事も力になろうと努める意欲は、学ぶべき点であると感じました。
「マイインターン」についてはこちらも見て見てください。