奇跡体験アンビリバボー(3月12日)のダンとリンダのネタバレ内容と感想

テレビ番組

3月12日放送の「奇跡体験!アンビリバボー」は、「不倫被害で追い詰められた妻(ダンとリンダ)」と「ジョークが起こした奇跡の実話」が取り上げられました。
 
 
それぞれの真実に驚きでした。
 
 
この記事では、3月12日放送の「奇跡体験!アンビリバボー」の「不倫被害で追い詰められた妻(ダンとリンダ)」と「ジョークが起こした奇跡の実話」のネタバレ内容と感想について、お伝えいたします。

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アンビリバボーのダンとリンダの内容ネタバレ

【ストーリーテラー】
北野武(タケゴロウ扮)

【スタジオメンバー】
バナナマン(設楽統、日村勇紀)
剛力彩芽
 
 
過去に放送された奇跡体験アンビリバボーの内容ネタバレについては、こちらを見てみてください。
 

全米戦慄の事件*壊れていく女! 幸福な一家に何が?

怒り狂う1人の女。

もはやその行動は、完全に常軌を逸していた。

少し前までは、彼女は誰もが羨む幸せな生活を送る妻であり、母親だった。

彼女の身に一体何が起こったのか?

その裏側には、冷酷で巧妙な罠が仕掛けられていた。

1976年、アメリカ・カリフォルニア州。

ベティは、夫と子供たちに囲まれ、幸せに暮らしていた。

結婚からおよそ10年、夫・ダンが弁護士として成功。

一家は高級住宅街に家を購入し、セレブの仲間入りを果たしていた。

実は、夫・ダンが成功するまでには、妻・ベティの並々ならぬ支えがあった。

2人が結婚したのは10年前。

当時、ダンはまだ学生だったため、生活は苦しく、新居は学生寮の狭い一室だった。

その後、ベティは妊娠したが、夫が勉強に打ち込めるよう、複数の仕事を掛け持ちして働いた。

結婚から4年、ダンは法律事務所に就職したが、多忙な上、収入も多くはなかった。

そのため、ベティは仕事を続けながら、子供たちを1人で必死に育てた。

結婚して9年、ダンが法律事務所を立ち上げると、収入が劇的に増加。

一家はついに、誰もが羨む生活を手にいれることができた。

10年間に渡り、夫を支え続けたベティの苦労が報われた瞬間だった。

ベティがダンに裁判に勝つ秘訣を聞くと、ダンはこう答えた。

「裁判は戦争、相手は敵なんだ。だから心理的に追い詰めて、容赦なく潰す。
そうすれば、向こうが勝手に自滅する。」

ベティはこの答えを聞いて、その時頼もしいと感じた。

何不自由のない生活を送っていた2人。

しかし、ある日思いがけないことが起こる。

ダンの忘れ物をオフィスに届けに行った時のことだった。

オフィスから帰ろうとした時、ダンのオフィスで働く、リンダという若い女性とすれ違った。

その女性は、若い頃の自分にどことなく似ていた。

そして、友人たちから、ダンが秘書のリンダと食事をしてる噂があると聞かされた。

さらに、ダンは仕事があるといって、家族旅行に参加しなくなっていた。

しかも、旅行から帰ってきたら、自宅のプールに見慣れない女性の水着が落ちていたのだ。

ベティはダンの浮気に激しい怒りを覚えたが、子供達のことも考え、何とか冷静になると、ベティは夫の心を取り戻す作戦に出た。

ダンの誕生日にサプライズでオフィスを訪れ、喜ばせようとしたのだ。

だが、そこにダンの姿はなかった。

そして、結婚記念のグラスで誰かと乾杯をした形跡があり、グラスには誰かの口紅がついていた。

すると、ダンはリンダと出かけていることが分かった。

その後ベティは、日が暮れるまで夫を待っていたが、戻ってくることはなかった。

ベティはダンを問い詰めたが、ダンは浮気を否定。

だが、ベティの怒りは収まらず、ダンの大切にしていたスーツを燃やしたのだ。

「私は自分の大事な時期をあなたに捧げたのよ?

その後、4人の子供たちのことを考え、何とか落ち着きを取り戻した2人は、家の改装工事のため、仮住まいで生活を続けていたのだが。

2人の仲は日に日に険悪になっていった。

そして、耐えられなくなったダンは、改装中の自宅へと戻ってしまった。

ベティはダンの気持ちを取り戻すため、子供達を夫の元へと送り込んだ。

そうすれば、ダンがすぐにベティを迎えに来ると思ったのだ。

だが、数日経ってもダンは戻って来なかった。

そこで、ベティは子供達の様子を見に改装中の自宅を訪れた。

すると、テーブルにリンダが作ったクリームパイが置かれていた。

それは、ベティが家族のためにいつも作っていたものと同じクリームパイだった。

そこには、

「愛するダンへ。あなたに言われや通り甘くしてみたわ。リンダ」

と書かれているメモが置いてあった。

そしてベティの元に、一通の書類が届いた。

それは、離婚申請書だった。

ダンは、ベティが子供たちをダンの元に送り込んだことを、育児放棄とみなして、離婚の裁判を進めるというのだ。

ベティは忘れていた。ダンが有能な弁護士だったことを。

さらに、もう一枚、接近禁止命令の書類も同封されていた。

それは、ダンおよびその住居、100m以内に近づくことを禁じるという、裁判所からの命令だった。

一体どういうことなのか?

実はダンは、ベティが勝手に家に入ってきて、嫌がらせをしたと裁判所に訴え、認めさせていたのだ。

ダンの策略により、ベティは子供達にも、容易に会えなくなってしまった。

夫の裏切り!壊れていくセレブ妻

ベティは、ダンに電話をかけた。

すると、留守番電話のメッセージは、リンダの声で吹き込まれていた。

リンダが家にいることは薄々わかってはいたが、妻のような振る舞いをしていることがベティの心を激しく逆なでした。

ベティは、留守番電話のメッセージにこう残した。

「ダン、そこにいるんでしょ。アメリカ中の人に言いふらしてあげるわ。あんたが、本当は飲んだくれで、自己中で、最低の男だってね!」

だが、この事がまたしても思いも寄らない事態に発展する。

ダンはベティの声を録音し、裁判所に提出したのである。

これにより、裁判官のベティへの心象は著しく悪くなった。

ダンは再び、ベティの行為を利用し、裁判を有利に運んだのだ。

ベティはようやく気づいた。

ダンにとって、もはや自分は倒すべき敵であり、戦争の相手なのだと。

窮地に立つ彼女に、ダンはさらなる追い打ちをかける。

衝撃の結末

ベティは弁護士からの連絡を受け、ダンの元を訪れた。

ダンは子供たちとともに自宅を出て、新しい家で暮らしていた。

なんと、ダンは家族にとって幸せの象徴だった家を、売りに出したのである。

ダンはベティを冷たく追い払った。

するとベティは、車で家に突っ込んだのだ!!

ベティに怪我はなかったものの、もはや、完全に我を失っていた。

警察に逮捕された後、一時的に病院の精神科に送られた。

これによりベティの弁護士は、もうついていけないと辞任。

彼女は、弁護士さえも失った。

ベティはダンに電話をかけ続けた。

すると、ダンではなく長男・ダニーが電話に出た。

「パパに何を言っても無駄だよ。

僕たちだってママと暮らしたいんだ。でもこのままだと一緒に暮らせなくなる」

そして、4年間続いた離婚訴訟に決着がついた。

裁判所はダンの訴えを全面的に認め、離婚が成立。

一家は莫大な財産を持っていたが、ダンは弁護士である強みを活かし、財産分与でベティに渡る額を最小限にした。

ベティが調べたところ、ダンがあらかじめ弟に多額の送金をして、財産を減らしていたことが発覚。

そのため、わずかな金額の元、財産分与の計算が行われていたのだ。

しかし、ベティにとって何より大きな問題は親権だった。

だが彼女は、精神が不安定と判断され、子供達の親権もダンに取られてしまったのだ。

その後、自由の身となったダンは、リンダと再婚。

2人は新婚旅行の行き先を、ベティの時と同じカリブ海に選んだ。

ダンは、リンダとともに青春をやり直そうとしていた。

ダンにとって、歳を取ったベティは用済みであり、完全に過去の存在だった。

離婚から8ヶ月後。

ベティはダンの家に忍び込み、ダンとリンダを殺害。

数時間後・・・

通報を受けた警察が駆けつけると、2人の遺体が発見された。

同日、ベティは警察に出頭し、逮捕された。

事件は、上流階級の夫婦の間に起こった悲劇として、全米の注目を集め、裁判はテレビで生中継された。

殺人という、絶対に許されない罪を犯したベティに対し、彼女に同情する声もあった。

夫が成功するまで支えた挙句、裏切られたベティに共感を覚えた人が多かったのである。

しかしその後、ベティを擁護する世論は変化を見せる。

その理由は・・・長男・ダニーの肉声だった。

「僕たちも辛いんだ。このままだとママはと一緒に生活する事はできないよ。」

ダンは、電話の会話を録音していたのだ。

裁判官は告げた。

「この事件は皆にとって悲劇でしたが、一番の被害者は身寄りがなくなってしまった4人の子供たちです」と。

ベティの殺人は計画的ではなかったとされた。

だが、2件の第二級殺人などに問われ、その中では最も重い、禁固32年から無期懲役という判決が下された。

ベティの殺人事件を担当した弁護士は、こう話してくれた。

「ダニーたちは、ずっと母親と一緒に暮らしたいと言っていました。ベティは子供の声に耳を傾け、殺人を踏みとどまらなければなりませんでした。」

ビールを奢って*ジョークが起こした奇跡の実話

今から半年前の昨年9月。

アメリカンフットボールのカレッジ対抗戦、強豪アイオワ大学 対 アイオワ州立大学の試合が今まさに始まろうとしていた。

アイオワ州の住民にとって、年に1度のお祭りのようなビッグカード。

試合前、詰めかけたファンを前に、会場の熱狂を伝えるリポーターの映像、これが奇跡の始まりだった・・・

彼の名は、カーソン・キング、24歳。

アイオワ州立大学で、2年間心理学を学んでいたが、学生ローン返済のため中退し、警備員として働いていた。

もちろん応援するのは、母校アイオワ州立大学だ。

彼は、サインボードにあるメッセージを書いた。

彼が書いたのは、お金が欲しい理由と、ベンモーと呼ばれる個人間で送金ができるアプリのアカウント。

入金があるとメッセージと金額が表示される。

カーソンさんは、テレビに映るなんて思ってもみなかったそう。

誰かみた人が冗談で振り込んでくれたらラッキー、という軽い気持ちだった。

すると嬉しい誤算が!!

試合前の番組でその姿が写って以降、カーソンさんのスマホは鳴り止まなくなった。

ではあの時、彼はサインボードに何と書いたのか?

「ブッシュ・ライトが飲みたいな!僕のベンモーのアカウントは、カーソン・キング・25だよ」

ビール代をせがむメッセージだった。

しかし このジョークが、やがて想像を超える事態へと発展していく。

ビールを奢って欲しいとサインボードに書いた青年。

その姿がアメフトの試合前の番組で放送されると、続々とアプリを使った入金があったのだ。

そして試合開始間際になっても、入金は止むことなく続いた。

増え続ける金額に、さすがに怖くなった彼は・・・

彼は、事態の終息を図ろうと、ビール1ケース分を除いて、送金されたお金全てを、アイオワ大学子ども病院に寄付するとツイートした。

ついに試合が始まった。

これでカーソンさんも、ようやく母校アイオワ州立大学の応援に集中することが出来ると思った。

ところが!!

「お金はもう十分」そんな思いで書き込んだつもりが、入金の通知は鳴り止むどころか却って加速。

試合が始まってしばらくした頃には、総額17万円(1600ドル)にも達していた。

あまりの通知の多さに、スマホの電池が切れてしまった。

その後、アイオワ州立大は健闘したものの、一点差で惜敗。

しかし、カーソンさんには母校が負けた悔しさより、心配の方が勝っていた。

スマホが復活した瞬間・・・彼が目にしたのは。

約55万円(5000ドル)という金額だった!!

このお金は、ツイートした通り、アイオワ大学子ども病院に全額寄付することを決めていた。

カーソンさんは、この時のことをこう話してくれた。

「病院に寄付すると言ったら、却ってお金が集まるなんて夢にも思っていませんでした。

でも多くの人のお陰で、僕は誰かを助けられるチャンスをもらったんです。

そのチャンスは活かすしかないと思いました。」

彼が寄付する先に選んだのは、アイオワ大学ステッド・ファミリー・チルドレンズ病院。

この病院を選んだのには理由があった。

受診する子供は年間8万人以上。

全米の45州から患者を受け入れるこの子供専門病院は、アイオワ大学のスタジアムのすぐ隣にある。

試合の時、入院している難病の子どもたちと家族は、最上階のカフェテリアに集まって上から観戦するのだ。

試合の第1クォーターが終わると、観客全員で最上階の子どもたちに向かって、「ウェイブ」と呼ばれる恒例のセレモニーが行われる。

ウェイブとは、英語で手を振るという意味。

難病と闘う子どもたちに「君たちは1人じゃない」というメッセージを伝えるのだ。

闘病生活を続ける子どもたちにとって、これが大きな励みとなる。

カーソンさんはこう話す。

「僕らにとっては、ライバル校の附属病院ですが、毎日多くの命を救ってる全米でも有名な病院なんです。

ウェイブの瞬間、子供たちは光り輝きます。

病気と戦っている彼らが励まされる貴重な時間。

そんなみんなにとって特別な病院を応援する。

これほどクールなことはないですよ」と語った。

カーソンさんの寄付宣言が、家族や友人たちによってSNSで発信されると、瞬く間に拡散。

さらに驚くべきことが。

試合が終わった後も、見知らぬ人たちからの入金が続いた。

テレビに映ってから9日後には、実に3000万円(約30万ドル)を超えた。

一連の出来事は、カーソンさん自身にも大きな変化をもたらした。

アイオワ州知事が、カーソンさんと面会し、その功績を称えて表彰。

9月28日をカーソン・キング・デイとすることを決めた。

さらにアメリカの超有名テレビ番組他、メディアからの出演依頼が殺到。

そこでも彼は9月いっぱいまで寄付を呼び掛けた。

結果、わずか2週間ほどで、彼のアカウントに送金されたお金の総額は、なんと1億円にも達した。

それだけではない。

カーソンさんがボードに書いたビール会社、アンハイザー・ブッシュと、送金アプリの運営会社ベンモーが彼の行動に賛同。同額の寄付を表明したのだ。

さらにアイオワのある地ビール製造会社は、彼の顔が印刷された缶ビールを作ってくれた。

1本売れると1ドルが、病院へ寄付される仕組みだ。

そして最終的に、病院に贈られることになった寄付金の総額は・・・

なんと、およそ3億3000万円!!

ほんのジョークのつもりでやったことが、多くの子供たちに手を差し伸べる結果になったのだ。

そんなカーソンさんが一番心を動かされたのは、重い病気を患っている子どもたちと、その家族に出会えたことだという。

「子供は未来であり、幸せで無垢な存在です。

彼らが自分の命のために戦ってる姿を見るのは心が痛みます。

世界は変えられないけど、彼らの運命なら変えられるかもしれない。

その手助けができることは素晴らしいことです」

子供たちと、その家族にとって、カーソンさんの存在は家族そのものだった。

今も続く善意の連鎖

わずか半月で、全米に存在を知られることになった、カーソン・キングさん。

今も地元では、多くの人から写真撮影を求められる英雄だ。

現在、カーソンさんは自らの慈善団体を設立。

様々なチャリティー団体の活動に参加したり、各地に招かれて、自身の経験を語ったりする日々を送っている。

活動を続ける中で、彼に心強い仲間が現れた。

昨年のハロウィンで、同じアイオワに住む9歳のサム君という少年が、カーソンさんに扮した仮装を行なったのである。

「ルート・ビアー(ノンアルコールのビール風飲料)が飲みたいな。

僕のベンモーのアカウントは、サム・ホール・85だよ」

そして、キャンディをねだるかわりに、カーソンさんと同じように、アイオワ大学子ども病院への寄付をお願いして歩いたのだ。

カーソンさんは彼のことをSNSで知り、サムくんにサプライズで会いに行くことに決めた。

カーソンさんの応援もあって、結果、サムくんは、なんとおよそ170万円もの募金を集めることができたという。

サムくんに、本当はキャンディーも欲しかったんじゃないか?

と尋ねると、

「沢山もらったよ。トリック・オア・トリートをしたから」と答えた。

トリック・オア・トリートとは、「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」というハロウィンの時子供が叫ぶフレーズのこと。

ほんの思いつきのジョークで掲げたメッセージ。

それは、アンビリバボーなムーブメントを起こし、多くの人々や企業をも巻き込んで、子供たちの命を救い、新たな未来へとつなげる架け橋となった。

最後に、今回の一連の出来事を通じて、カーソンさんがどんなことを感じたのか、聞いてみた。

「今回、僕は直接現金をもらったわけではありません。

でも、人からもらうお金の重さ、それをどう使うのかという責任と誇りを、これまでの人生でいちばん、肌で感じることになりました。」

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アンビリバボーのダンとリンダの感想

今回の放送は、不倫で追い詰められた妻と、善意の連鎖が生んだ驚くべき実話の真反対な内容でした。
 
 
夫と、不倫相手の女性を殺害してしまった妻には同情する余地はあるかと思いますが、彼女が家族や家庭以外にも自分の世界を持っていたら、踏みとどまることができたのではないかなと思いました。
 
 
また、最後の善意の連鎖は、本当に素晴らしい内容で感動しました。
 
 
もし、ダンがもらったお金を自分の楽しみだけに使ってたら、こんなに深い人生にはなってなかったと思うと、お金の使い方って大事だなと思いました。



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