奇跡体験アンビリバボー(4月30日)蝶ネクタイの少年のネタバレ内容と感想

テレビ番組

4月30日放送の「奇跡体験!アンビリバボー」は、「まるで映画!推理作家と死刑囚ー疑惑の殺人事件を追えー」と「”今 自分にできること”で全米絶賛少年が起こした奇跡の実話」が放送されました。
 
 
この記事では、4月30日放送の「奇跡体験!アンビリバボー」の蝶ネクタイの少年のネタバレ内容と感想について、お伝えいたします。

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アンビリバボー蝶ネクタイの少年の内容ネタバレ

【ストーリーテラー】
北野武(タケゴロウ扮)

【スタジオメンバー】
バナナマン(設楽統、日村勇紀)
剛力彩芽
 
 
過去に放送された奇跡体験アンビリバボーの内容ネタバレについては、こちらを見てみてください。
 

まるで映画!推理作家と死刑囚ー疑惑の殺人事件を追えー

アメリカ・ヴァージニア州、ベッドフォード。

今回、訪れたのはその地に住むアメリカのミステリー作家であり、ノンフィクションライターのダイアン・ファニングさん。

優れたミステリー作家に贈られる、エドガー賞にノミネートされる一方、有名紙ニューヨークタイムズでは犯罪ドキュメントのリーダーとも称されるなど、これまで数多くの事件を取材してきたダイアンさんだが、

今から18年前、なんと実際に起こった殺人事件の真相に警察よりも先にたどり着いてしまったというのだ。

まさに事実は小説より奇なりを地で行くストーリーだと語るダイアンさん。

彼女がそういうのも無理はない。

実は、その事件の真相に迫るため、彼女はある人物に協力を依頼したというのだが、その人物とは・・・

死刑囚 トミー・リン・セルズ。

クロスカントリーキラーと呼ばれ、20年に渡り、実に70名以上の命を奪い続けた、アメリカ犯罪史上稀にみる大量殺人鬼だった。

人気ミステリー作家と、大量殺人鬼によって暴かれることとなった事件とは一体どんな事件だったのか!?

きっかけは、作家のダイアンが偶然、テレビで目にしたとあるドキュメンタリー番組。

番組では、その5年前の1997年に全米で話題になった殺人事件を取り上げていた。

事件が起きたのは、イリノイ州ローレンスビルの住宅街。
夜明け前の4時半。

突然隣人宅に飛び込んだのは、ジュリー・レイ・ハーバー。

10歳になる息子ジョエルと二人暮らしをしていた。

息子のジョエルがいなくなってしまったという。

その後、すぐに警察が到着。

ジュリー宅の家宅捜索が行われた。

すると・・・床に血のついたナイフが落ちていた。

さらに、寝室のベットの脇から、ジョエルの遺体が発見された。

警察はジュリーが落ち着くのを待ち、事情聴取を開始。

息子のジョエルの悲鳴を聞いて、ジュリーが部屋へ向かうと、突然知らない男が掴みかかってきたという。

ジュリーは逃すまいと必死にしがみついたが、 男はジュリーの顔を殴って逃げたという。
犯人はマスクをつけていたから完璧ではないけれど、犯人の顔を覚えているという。

こうして警察は、まず彼女の目撃証言をもとに似顔絵を作成。

それをもとに聞き込みを開始した。

すると、街で怪しい男を見かけたという目撃者が現れた。

目撃者によれば、家族と近所の食堂にいたとき、見知らぬ男が入ってきたという。

男は彼の11歳になる息子に近づき、「俺が怖いか?」と言った。

息子が怯えると、男は「そうだ。そうやって、みんな俺を怖がるべきなんだ」と言って、その場を立ち去ったという。

しかしその後、その男性以外にこの男の目撃情報は得られず、似顔絵捜査は暗礁に乗り上げた。
また、他の手段でも犯人の足取りをさぐったが、家の中や周辺を含め、足跡や指紋など犯人の痕跡は一切見つからなかった。
しかし、人が殺されたのは間違いのない事実。
懸命な捜査は続き、その甲斐あってか、事件から3年後、ついに犯人が逮捕された。
その人物は、なんと殺されたジョエルの母親、ジュリーだった。

実は、当初から警察は不審な点がいくつかあると、彼女に疑惑の目を向けていたという。
その理由は、外部からの犯行である痕跡が全くなかったから。

<疑惑1 凶器>
もし殺人を犯すために誰かが押し入ってきたなら、自分で凶器を用意してくる可能性が高い。

だが、発見された凶器のナイフは、元々ジュリーの家にあったものだった。

これに対し、犯人が凶器を持たずに他人の家に押し入るのは不自然と、警察は疑っていた。

<疑惑2 痕跡>

事件が起きたのは夜明け前で視界は悪く、ジュリーと格闘の末に慌てて逃走したのであれば、指紋や足跡が必ず残っているはずだと警察はみていた。

だが、鑑識がどんなに調べても、人が出入りした物証は全く出てこなかったのだ。

これらの事実から警察は、唯一の目撃者であるジュリーの証言に疑いを持ち始めた。

<疑惑3 傷>
ジュリーが犯人ともみ合って出来たという傷。

事件当時、彼女は警察にその傷がどうやって付いたのか、ひとつひとつ明快に説明したという。

しかし、犯人と無我夢中でもみあったはずなのに、記憶が鮮明すぎるのは明らかに不自然と警察は判断。

またジュリーの証言を元に描いた似顔絵に似た男も、見たという情報が1件だけあったものの、その後 他に見たという人は全くみつからず、目撃者の勘違いの可能性が圧倒的に高かった。

こうしてジュリーに対する疑惑がどんどんと膨らんでいく中で、さらに警察はジュリーの元夫からも驚くべき証言を得ることになる。
ジュリーは子どもを望んでおらず、中絶しようとしていたというのだ。
やはり、限りなくジュリーが怪しい。

そう判断した警察は事件から3年後、ついにジュリーを逮捕。

彼女は犯行を否認し続けたが、その真実は裁判で争われることになった。
すると、その裁判で、元夫が行なったある証言によって、事件は全米が注目する一大ニュースとなっていく。
事件が起こったのは、1997年10月の13日だったのだが・・・
昔から彼女は、13という数字に固執していたというのだ。
実は夫婦の結婚式も13日、またジョエルの出産も、わざわざ陣痛を早めて13日にしたというのである。
「13という不吉な数字に捕らわれた悪魔の母親」
そんなキャッチーなフレーズにマスコミは食いつき、この事件をセンセーショナルに報道。
その結果、世間の声もジュリーに対する厳罰を望む論調になっていった。
裁判の結果、ジュリーは息子殺しの罪で有罪となった。
これが、判決後に放送された、ダイアンの見たドキュメンタリー番組の内容だったのが、様々な殺人事件を追いかけてきたダイアンには、証拠について納得できない点がいくつかあったという。
その後、ダイアンは独自に事件の調査を開始。 だが、調べれば調べるほど、違和感は大きくなるばかりだったという。
そこで、ある人物に意見を聞いてみようと考えた。
その人物とは、以前本の執筆のため刑務所に出向き取材を重ねていた、大量殺人鬼、トミー・リン・セルズ!
この時、彼女はこの大量殺人鬼に相談の手紙を書くことにしたという。
一体なぜ、ダイアンは大量殺人鬼に相談することにしたのか?
ダイアンさんは、こう話してくれた。
「以前 私は本の取材のために、20回ほど彼と面会したり手紙でやりとりをしたことがありました。
彼は絶対的なサイコパス。殺人をすることで人の生死をコントロールできる感覚に酔いしれていました。
怒りやすい面がある一方、自分を失わない冷静な面もあったんです。」
1987年、セルズは客人として招いてくれた家族4人をハンマーやバットで撲殺。

全米を震撼させたこの事件は、当時未解決となったが、1999年には 別の殺人事件で逮捕され死刑判決が下った。

20年に渡り、老若男女問わず、彼が手をかけた人数は判明しているだけで70人以上。

まさに、最悪の大量殺人鬼だった。

彼女が違和感を感じていたのは、外部からの侵入の証拠が何も出てこないことがかっただけで、内部の人間が犯人として逮捕されているというのが、大きな理由の一つだったのだが、
もしもセルズのような殺人に慣れている人物なら、きっと証拠を残さずに犯行を行うことも可能だと考えたからだった。

それでセルズに相談してみようと思ったと語る。

1991年。アカデミー賞を総なめした、映画・羊たちの沈黙。

FBIの新人捜査官クラリスがある殺人事件を解決するため、独房で過ごす猟奇的殺人犯レクター博士の元を訪れ、助言を受けることに。

レクター博士の言葉を信じたクラリスは、事件を解決するというストーリーなのだが・・・

ダイアンはまさにこの映画と同じように、大量殺人鬼であるセルズに見解を求めることにしたのだ。

日付や場所など、相談内容とは直接関係ない固有名詞は書かなかったものの、事件のあらましや、捜査の経緯などは詳細に綴った上で、彼女の抱えていた違和感をぶつけた。

凶器のナイフはジュリーとジョエルの自宅にあったもので、もし人を殺すつもりなら最初に凶器を用意してないのは不自然だと判断されていたのだが・・・

以前セルズは、凶器を現場で手に入れることは、アシがつく可能性や持ち歩くことで捕まってしまうリスクを抑えられると言っていたそう。

それに、持ち主も疑われるから捜査を混乱させることが出来ると言っていたため、今回も同じ可能性があるのかを聞いたと彼女。

そして、彼女がもう一つ違和感を覚えたのは、現場に犯人の指紋や靴跡が全く残っていなかったこと。

その点についても、以前セルズから興味深い話しを聞いていたという。

セルズはいつも現場に自分の仕業だという痕跡を残さないことに気を配っていたそう。

だから、何も残ってないということは、逆に慣れた人物による犯行の可能性を感じたというダイアン。

こうしてダイアンは、事件に関する二つの疑問を順番に綴り、似顔絵捜査で唯一「俺の目が怖いか」と聞いてきたという怪しい男の目撃情報があったことを記し、最後にこう締めくくった。

「彼女が有罪だと証明する根拠が少ないと思うの。だから、あなたの見解を聞かせて」

そして、ダイアンが手紙を送ってから数週間後、ついにセルズから返信が届いたのだが・・・

セルズから受け取った黄色い便箋には、文字がびっしり書かれていた。

だが実は、そのほとんどは事件と全く関係のないことで埋め尽くされており、問題の事件についての記述は、たったの3行だけ。

しかもその3行もダイアンの質問に対する答えではなかった。

しかし、その3行にはダイアンを震わせるには十分なある言葉が記されていたのだ。

数週間前、ダイアンが送った手紙には、事件の日付や場所などの固有名詞は書かれていなかった。
だが・・・
セルズからの手紙には、こう書かれていた。
「ひょっとして、その事件ってのは、俺が起こした事件の2日前の13日のこと?」

そう、確かにジョエルが殺害されたのは10月の13日。
そして、セルズのいう「俺が起こした事件」は、おそらく 1997年の10月15日に彼が少女を絞殺した事件のことを指している。

そうなると、日付だけでなく年号まで完璧に一致する。
つまり、この手紙が意味することは?
ダイアンがセルズの面会に訪れると、セルズは5年前の事件について全てを語りはじめた。

それは、犯行の数日前。
セルズは偶然、買い物をするジョエルとジュリーに遭遇。

その時、自分に敬意のない態度をとったとして、追いかけて家を突き止めた。

そして、後日、深夜家に押し入って、息子のジョエルを殺害したという。

あまりに身勝手で、理解不能な犯行だった。

しかし、なぜセルズは母親に逆恨みしたのにも関わらず、母ではんくその息子に刃をむけたのか?

セルズはジョエルに母親のような大人にはなって欲しくなかったと言ったそう。

こうしてセルズによる具体的な自供により、真相にたどり着いてしまったダイアンだったが、それは同時に、投獄されているジュリーが冤罪だということも示していた。
だが、彼女を救うには裁判のやり直しが必要で、さらなる裏付けを取るために、ダイアンはジュリーの弁護団と協力して本格的な調査を開始。
まず、セルズの若い頃の写真を入手。
その顔は、ジュリーの目撃証言を参考に描かれた似顔絵にそっくりだった。
そしてセルズの写真を事件当時近所の食堂にいた、あの目撃者に見せてみると・・・
セルズを、あの時見た男に間違いないと証言してくれた。
また、さらに調査を進めると、実はセルズは事件から数日後、ジュリーの家からほど近い高速バス発券所でウィネマッカ行きのチケットを買っていた。
そこは事件のあった街から、バスで40時間以上もかかる場所。
そんな場所を目的地とする客はほとんどいないため、売り場の係員がセルズのことを覚えていた。
こうしてもう1人、新たな目撃者を見つけることにも成功したのだ。
その後ジュリーの弁護団は、集めた証拠をもとに裁判のやり直しを請求。
そして、最初の有罪判決から4年がたった 2006年、再審が認められると、陪審員はジュリーは有罪ではないと判断。
ついに彼女は釈放された。
だが、その一方で、今回のジョエル殺人の件でセルズ自身が起訴されることはなかった。
その理由は 公には明らかにされていないが、すでに死刑が確定していたことで、いたずらに裁判を長引かせたくなかったという説や、警察や検察が自分たちのミスを認めたくなかったという説が有力だ。
結局、セルズはジョエル殺害の件について公の場で裁かれることなく、2014年に死刑が執行された。
最後にダイアンさんは、こう話してくれた。
「セルズがあの事件で裁かれることはありませんでしたが、アメリカには今も大量殺人鬼が潜んでいる。
だから、私はこれからも研究を続けることで、未来におきるかもしれない事件を防ぎたいと思っています。」

蝶ネクタイの少年が起こした奇跡の実話

今から3年前、アメリカ・テキサス州を襲ったハリケーン・ハービー。
甚大な被害が発生し、多くの人が家を失う中で、飼われていたペットたちも行き場を失い、動物保護施設には、犬や猫が押し寄せていた。
そんな中で、当時10歳だった少年のある心温まる行動が、やがて多くの命を救うきっかけとなったことで、その少年は一躍、全米から賞賛される英雄になったという。

アメリカ、ニュージャージー州で暮らすジョイさん一家。

シングルマザーとして二人の子供を育てるジョイさんだったが、長男のダリウス君はある障がいを抱えていた。

それは、言語能力や理解力の発達に遅れがあること。

そして、手を使った細かな作業、”微細運動能力”に著しい遅れがあることだった。

周囲からいじめられることなどはなかったというが、それでも、みんなと同じことができないという事実にダリウスはいつも塞ぎ込んでいたという。

そんなある日のことだった。

この日、姉のダージャイが、学校の課題で、髪留めを作っていたのだが、ダリウスはその様子を目を輝かして見ていた。

一枚の布からリボンが作られていくさまは、ダリウスにとってまるで魔法のようだった。

そしてそんなダリウスの様子を見て、母のジョイは、あることを思いついたという。

それは、姉のダージャイにダリウスを助手にしたら?と提案した。
手先を使う練習になれば・・・そんな軽い思いからだった。

だが、布に線を引き、裁断する、たったそれだけのことがダリウスにとってはとても難しい。

それでも ジョイによれば、なぜかこの時、ダリウスは全く投げ出そうとしなかったという。

姉に手助けしてもらいながら、一つのリボンをゆっくりと作っていった。

そしてリボンが完成!

この時、姉のダージャイは、このリボンを蝶ネクタイにすることを思いついた。

蝶ネクタイにすれば、ダリウスも使える。

ダリウスは、その日から すっかり蝶ネクタイづくりに夢中になった。

最初は、姉に手伝ってもらっていた工程も、少しづつ、自分でできることが増えていった。

いつしか、時間はかかるものの、すべての工程を自分一人でやり遂げられるまでになっていったのだ。

だが、ジョイはこの時、ダリウスが浮かない顔をしていることに気がついた。

母のジョイは他人から褒められたことをきかっけにダリウスが自信を持ってくれると思っていたのだが、ダリウスは蝶ネクタイ作りをしていることを他の人には言いたくなさそうだったという。

それから2年ほどがたったある日のこと、ダリウスの運命を変える出来事が起こった。

その年、アメリカテキサス州をハリケーン・ハービーが襲い、死者100名以上、30万戸の人々が住む家を失うという大惨事となった。

この時、被災地への寄付活動をテレビで呼びかけていた。

ダリウスも寄付をしたがったのだが、ジョイはシングルマザー、一人で家計を支えなくてはならず、とても寄付ができる状況ではなかった。

さらにジョイたちが住むニュージャージーからテキサスは、2500キロ以上離れており、ボランティアなどに出向くことも難しい。

そんな中、ニュースはハリケーンによる二次被害の様子も伝えていた。

家を失った人々が飼えなくなったペットが大量に発生。

テキサスからダリウスの住むニュージャージーの保護施設にも多くの犬や猫が運ばれてきているというのだ。

だが、そうそう貰い手が現れるはずもなく、ある期間が過ぎれば殺処分されることになっているという。

だが、その時だった!

ダリウス「他に出来ること・・・」

ダリウスは立ち上がって走り出すと、生地を持ち出し、なぜかいきなり蝶ネクタイ作りを始めたのだ。

蝶ネクタイを作り、それを動物の保護施設に送るというアイディアだった。

なぜ、保護施設に蝶ネクタイを送るのかと聞くと、ダリウスはこう答えた。

「だって犬や猫が着けたら、可愛くて小ざっぱりして見えるでしょ?そしたら、もっともらわれやすくなるんじゃないかと思ってさ。」

その後、ジョイが動物保護施設に、ダリウスのアイディアを告げると、施設もその申し出を快諾。

「楽しみにしている」と言ってくれた。

こうして、その日からダリウスは、何かに取り憑かれたように毎晩遅くまで蝶ネクタイを作り続けた。

もちろん、本当に蝶ネクタイで犬や猫たちの命を救えるかどうかはわからない。

それでも、自分にできる限りのことはしたい。

おぼつかない手つきでは、蝶ネクタイ1つ作るのにも長い時間がかかるが、自分ができるただひとつのことで何かの役に立てるかもしれない。

ジョイはいう。

「私はそれまで蝶ネクタイを作れるということが、ダリウスの幸せに繋がると思っていました。だから、そんなダリウスが人から褒められた時、飛び上がるほど嬉しかったんです。でも、彼にとって本当の幸せは自分の能力が誰かの役に立つことなんだとこの時気づかされました」

期待に、小さな胸を膨らませ、ダリウスはおよそ3ヶ月もの間蝶ネクタイを作り続けた。

その結果、その数は、合計200本を超えた。

ダリウスが作った蝶ネクタイは、全て保護施設に送られて、新たな飼い主を待つ犬や猫たちに結ばれた。

もちろん最初はそれだけで劇的に貰い手の数が増えるということはなかったのだが、やがて、施設を訪れた人々が蝶ネクタイをしている動物たちの姿を不思議がり、きっかけとなったダリウスのエピソードを知ると感動して、エピソードとともにその写真を次々とSNSにアップ。
すると、それまで、見つかっても月に1組から2組だった貰い手が、どんどん増えていき、たった数ヶ月でダリウスが送った蝶ネクタイを結んだ、およそ200匹の動物すべてに貰い手が見つかったのだ。

そして、さらに奇跡は続く。

ダリウスの活動を知り共感した多くの著名人が次々に支援を表明。

それを受けダリウスは、このプロジェクトを継続していくための会社を興すことになったのだ。

ほんの数年前まで、障がいに苦しみ、いつもふさぎ込んでいた少年は、わずか10歳にして社長に。

今や、アメリカのみならず世界中から注文を受け、蝶ネクタイを送り続けている。

自分にできることを形にすることで、全米の英雄となったダリウス君だが、会社を起こした翌年の2018年、驚くべき人物から、感謝状を受け取ったという。

送り主の名は、バラク・オバマ。

そう、ダリウス君の活動がニュージャージー州に地域貢献したとして、ついに前アメリカ合衆国大統領からも表彰されたのだ。

「親愛なるダリウス君。君の話しを聞いて、その地域社会への貢献を称したいと思いました。Beaux&Pawas創立以来、君が人々の生活を向上させ仲間の市民に気を配るという役割を果たしていることは明らかです。
ですから、あなたは成し遂げたことの全てを誇りに思うべきです。
諦めず、周りに対して努力をし、他の人々を助ける方法を探し続ければ、私たちには明るい未来が待っているだろうと思います。君のことを応援しています」

と手紙には書いてあった。

そしてダリウス君に将来の夢を聞いてみると・・・
「もちろん、大人になっても今の活動は続けていきたいと思っていますが、僕は偶然この歳で会社を興すビジネスの世界を経験できたので、将来は弁護士になって、僕のように初めて起業する人の手助けができたらいいなと夢見ています。」
蝶ネクタイがきっかけで、大きな夢をその胸に広げるダリウス君。
そんなダリウス君だが、現在は外出規制がかかり、ずっと家にいるにもかかわらず、蝶ネクタイ作りのペースが落ちているという。
実は蝶ネクタイの代わりに別のあるものを作っているというのだ。
一体何を作っているのか?
それはそう、マスク。
しかも!!
作ったマスクは、地元の病院に寄付するという。
さらに、、州や場所を問わず、必要としている所にマスクを送る予定だという。

なんと世界中でマスク不足が叫ばれる中、彼はまたしても人のためにできることを自分なりにやっていたのだ。
最後にダリウス君が今世界を取り巻く困難と戦うためのメッセージを送ってくれた。
「日本の皆さんへ。もしあなたが本当に好きなものがあるのなら、後回しにしないで、すぐに始めるのがいいと思います。
それから僕がみなさんに言いたいのは、外へ出ないで安全な場所にいてください。そして元気で過ごしてください。ガンバロー!」

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アンビリバボー蝶ネクタイの少年の感想

今回の放送は、ミステリー作家VS大量殺人鬼とのアンビリーバボーな事件の真相に、全米から絶賛された少年が起こした奇跡の実話が紹介されました。
 
 
最後のお話しでは、若くして障害を乗り越え、ダリウス君の活動はそう簡単には出来ないことだと思うので、とても感動しました。



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