世界仰天ニュース(2020年2月4日)かゆみ、手汗、頭痛の内容ネタバレと感想

テレビ番組

2020年2月4日(火)放送の「世界仰天ニュース」は、芸能人の苦労話2時間スペシャルでした。
 
 
謎の病と闘った芸能人の苦悩の日々と壮絶なエピソードを再現VTRで紹介しています。
 
 
この記事では、2020年2月4日(火)放送の「世界仰天ニュース」のかゆみ、手汗、頭痛の内容ネタバレと感想について、お伝えいたします。

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かゆみ、手汗、頭痛の「世界仰天ニュース」の放送内容一覧

【出演者】
 
MC / 中居正広、笑福亭鶴瓶
アシスタント / 久野静香
 
 
【ゲスト】
 
山崎賢人、白石美帆、カンニング竹山、加藤綾菜、野呂佳代、ぺこぱ
 
 
【放送内容一覧】
 
・人に言えない汗の悩み
・地獄のかゆみはアレが原因
・頭が痛い…原因はまさかのアレ!!
・仰天ニュースを見て激怒した男
・心臓が苦しい原因はまさかのアレ
・なぜ彼は体が腐ってしまったのか?
 
 
これまでの「世界仰天ニュース」の内容については、こちらを見てみてください。
 

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かゆみ、手汗、頭痛の「世界仰天ニュース」の内容ネタバレ

人に言えない汗の悩み

少年を苦しめるもの。それは大量の手汗!!

「自分は人とは違う・・・」

長年悩み続けたのは、お笑いコンビ「アイデンティティ」の見浦彰彦だった。
そんな彼の苦悩とは?

小学3年生の頃、授業中に教科書が濡れていた。

原因は大量の手汗。

暑いわけでもないのになぜかびっしょり。

周りの友達は、同じように濡れている子は1人もいなかった。

そこで姉の手を見せてもらったが、姉には手汗がなかった。

「これは自分だけのことなのか?」すぐに母親に相談した。
とはいえ、他に症状はない。母もそれほど心配しなかった。

やがて、手汗でこんなことが・・・

手に汗をかいた状態でコンセントを触れると、感電することもあった。
体育では手汗の生でが滑ってしまい、鉄棒が全くできなかった。

彼の場合、手だけではなく、足の裏からも大量に汗が。
そのため蒸れて、年中ニオイに悩まされた。

でも、一番嫌だったのは友達とのハイタッチ。

手汗が酷いとバレたくない。そう思うと、だんだん人と手が触れるのが怖くなった。

ところで、手や足以外は普通だった見浦。

なぜここまで手汗が出るのか?

それは『手掌多汗症』と呼ばれる病気だった。

人の発汗には大きく2種類ある。

暑い時や運動した時に体温を下げるため汗をかく「温熱性発汗」と、体温とは関係なく、緊張や興奮、精神的ストレスなどを感じると、交感神経が興奮し汗をかく「緊張性発汗」がある。

手掌多汗症は、緊張性発汗により手から汗が過剰に出る病気で、多くの場合足裏からの発汗も伴う。
     
緊張性発汗というのは多くの人が経験するが、手のひらから汗がしたたり落ちるような人は100人に1人ぐらいだという。

そんな見浦も、高校生になると彼女ができた。

でも、手をつなごうとした彼女を拒絶してしまう。
「腕組む方が好きだし」と、苦しい言い訳でごまかし続けた。

この頃、緊張すると顔や脇にも汗が多く出るようになり、
やがて、彼女から別れを切り出されてしまう。

そんな思春期を過ごした見浦は、芸人を目指し上京。

汗の量は相変わらずだったが、この世界ではみんなが必死。
そのためあまり気にせずにいられたが、夏場は汗が目立つので、Tシャツはいつも白か黒。制汗スプレーは1年中欠かせず、汗が出ないことを願う毎日。

そんな見浦に、運命の転機が!!

それは同期との飲み会で、タレント活動をしていた串田えみさんと知り合い、
やがて交際が始まった。

で、悩む。手汗のことをいつ言うべきか?

これまで手汗を隠して、辛い別れもあった。やっぱり隠すのは良くない!!

そして・・・覚悟を決めて打ち明けた。

すると、彼女が驚くべきことを!!

えみ「私すっごい乾燥肌なの、手とか超カッサカサ!だから私たち相性いいんじゃない?」

見浦はその一言に救われた。

その後、2人はめでたくゴールイン!!

翌年には娘が誕生し幸せいっぱいに。

芸人としても、相方・田島の野沢雅子のモノマネがブレイクし、徐々に仕事も増え順調だったが・・・

ある日のサイン会で、手汗のせい色紙を取り替える羽目に。

すると相方・田島からこう言われた。
田島「仕事に支障が出るのはきついでしょ。手術とか受けてみれば?」

実は『手掌多汗症』は、背骨の横にある交感神経の一部を焼き切る手術により、
ほぼ100%発汗を抑えることができる。

それを知るとすぐに病院へ。

しかし、手術には「代償性発汗」という副作用がある。

それは、手の汗を抑える代わりに、軽い運動でも、胸や背中、お尻など別の場所から汗をかくこと。

手術を受けたおよそ9割の人に代償性発汗が表れるというが、そのメカニズムは判明してなくどんな症状が表れるかは、手術をしてみないとわからないという。

それでも見浦は、手術を希望し、2019年1月、手術を受けた。

すると手汗は抑えられるようになったが、代償性発汗で次は胸と背中が異常に汗をかくようになってしまったという。

実際に軽く動いた後、背中を見せてもらうと、背中に大粒の汗がどんどん噴き出してくる。

見浦のような、激しい代償性発汗が表れるのは100人に1人か2人だという。

それでも、長年の手汗で悩んでいたストレスは消えたので手術して良かったと語る見浦。

手汗に悩む人は意外に多い。
困っている方はすぐに医師に相談することをお勧めします。

地獄のかゆみはアレが原因

彼はとても痒かった。眠れなくなるほど苦しむ男性。

彼の名前は花城裕生(33歳)、芸歴7年目。
お笑いコンビ「いぶしどり」のツッコミ担当。

そんな彼に起こったかゆみの正体とは?

そんな彼に異変が起きたのは、2年前のこと。
2、3日前から太ももが猛烈なかゆみに襲われていた。
心配になり病院へ行くと、湿疹と診断され、
医師からはステロイド薬を処方された。

ステロイド薬は、体内の炎症を抑えたり、免疫力を抑制したりする作用があり、皮膚疾患治療には幅広く使われている。

こうして、処方された薬で様子を見ることに。

部屋が汚いのも関係しているのではと考え、部屋を徹底的に掃除した。

これで2、3日もすればよくなるだろう、そう思っていたが。
1週間経っても、よくなるどころか、ひどくなった。

症状は腕や手、さらには股間にまで広がっていた。
かゆみはひどくなる一方。

なので、こうやって対処した。

舞台に立つ直前までトイレで思いっきりかいて「かき溜め」
こうすることで、少しの間かゆみを我慢することができた。

だが、激しいかゆみのせいで眠れない。
ひどい時は1時間もしないで目が覚める。

寝不足で遅刻も多くなった。

「なぜこんなにひどくなるんだろう」「どうして薬が効かないんだろう」
もうどうすることもできず・・・

かゆみに怯え、家からも出られなくなった。

そんなある日。
手のひらをよく見ると、いくつかの白い筋ができていた。

気になり、すぐに病院へ。
医師は手のひらに出ていた白い筋の一部を切り取り、検査。

すると、「疥癬」だと診断された。ダニによる病気だという。

ヒゼンダニというダニが原因の病気で、その患者数は年間8万~15万人とされている。
そしてこのヒゼンダニの最も恐ろしいことは、人から人へうつること。

感染者と長時間肌と肌が直接触れ合ったり、感染者が直前まで着ていた服や寝ていた布団などに触れたりすることでも感染の可能性がある。

そのため、介護施設や幼稚園などで広まりやすいと言われている。

しかし、花城はどこで感染したのか?
本人曰く、心当たりがないという。

実は、感染してから発症まで潜伏期間が1か月から2か月もあるから、感染の記憶がはっきりしないことが多いのだ。

しかも感染者の中には、感染していることに気づかず生活している人もいる。

疥癬のかゆみは、ヒゼンダニや、その死骸、フンに対するアレルギーのような免疫反応によるもの。なので、中には免疫反応を起こさない人も。

その場合、まったくかゆくならないため、感染していることに気づかないのだ。

だが、症状が出ていない人でも、疥癬かどうか見分ける方法がある。
それは、花城の手のひらにあった白い筋。

これは「疥癬トンネル」と呼ばれるもので、ヒゼンダニのメスが卵を産むために掘ったもの。

この疥癬トンネルは、症状が出ていない人にも現れるので、見つかった人は注意が必要。

ちなみに、疥癬に似た名前の乾癬という病気があるが、全くの別物。
疥癬は人から人へうつるのに対し、乾癬は人にうつることはない。

ところで、なぜ前にもらった薬は効かなかったのか?

実はステロイド薬にある免疫抑制効果があり、ヒゼンダニの感染を強めてしまうこともあるのだ。

疥癬は、医師でも診断が難しいとされていて、花城のように一度の診断ではわからないことも少なくない。

ようやく正しい治療が始まった。

治療薬には飲み薬と塗り薬があり、塗り薬は、ヒゼンダニを完全に殺すため、首から下すべてにくまなく塗った。

さらにヒゼンダニは、50度以上のお湯に10分以上つけると死滅する。

ヒゼンダニが付着している恐れのある衣類や布団シーツをお湯につけてから洗濯した。

で、彼は、とんでもないアイデアを思いつく!

にっくきヒゼンダニを死滅させるため、なんと50度のシャワーを股間に10分以上あてたのだ。

その結果・・・

ただ「低温やけど」になった残念な結果だった。

その後、無事に復帰した花城。今では元気にステージに立っている。

頭が痛い…原因はまさかのアレ!!

激しい頭痛。
その痛みを抑えようと薬を飲み、とある病気に陥った女性がいる。

芸歴14年、ハナイチゴ・関谷友美。
彼女が経験した、誰でも陥る可能性のある恐ろしい病気の正体とは?

頭痛は小学4年生のころから。

頭が痛くなると、常備していた頭痛薬をすぐ飲むようにしていた。
そんな習慣は大人になっても・・・

友美は脈に合わせてズキンズキンと痛む片頭痛に悩まされていた。

そんな彼女に転機が!!

それは26歳の時、夢だった芸人になるため東京で一人暮らしを始めたのだ。
昼は相方とネタ作り。

しかし…今まで感じたことのないプレッシャーを感じていた。
場数をこなすため、週4日はライブに出演。しかし出演料はゼロ。

生活費を稼ぐために夜9時から朝の8時まで商品のクレームに対応するアルバイトをしていた。

毎日3時間睡眠。
頭痛薬は毎日飲むようになっていた。

すると、薬が長時間きかなくなり、1日の頭痛薬を飲む回数が増えた。
当時、1日の用法用量に定められた3倍、12錠の頭痛薬をほぼ毎日飲んでいた。

体は常にだるく、肌ツヤも悪くなった。

頭痛もどんどんひどくなり、笑い声が起きると頭が叩かれたようにズキズキと痛む。
しかし、心配されるのが嫌で、相方にも内緒にしていた。

この頃ほとんど薬は効いていなかったが、頭痛薬が切れるのが恐怖だった。
頭痛の原因は頭痛を抑える「アレ」だった!

そんなある日。

あまりの激痛に目が覚めた。

そして、ひどいめまいが!!

何かに捕まらないと歩けない状態。
そして吐き気も。

これはただ事ではないと、すぐに脳神経外科で精密検査を受けた。
すると、脳の異常は見つからなかった。

頭痛薬を毎日飲んでいるのになぜ痛みが抑えられないのか?
そのことを医師に伝えると衝撃の一言が!!

医師「それは薬剤の使用過多による頭痛で間違いないですね」
    
実は彼女、頭痛薬の飲み過ぎによる頭痛に苦しんでいたのだ。
イブプロフェンやアスピリンなど、様々な鎮痛成分の入っている薬を飲みすぎると、ひどい頭痛を引き起こすことがある。

それは、中枢神経が痛みに対して敏感になり、普段なら頭痛が起きないレベルのわずかな刺激でも頭が痛くなり、その頻度も増えると考えられている。

そうなると、頭痛薬が効きにくくなり薬を使う回数や量も増えていき、悪循環に陥るのだ。

実は、市販されている鎮痛薬の注意書きには長期連続して服用しないでください、とある。

ちなみに、友美が疲れて見えたのは薬を大量に飲みすぎた副作用。

肝臓は薬剤を摂取した時、体に有害な物質を解毒している。

しかし、大量の薬剤を長期にわたって摂取した場合、十分に解毒できず、肝臓に炎症が起きる。

その結果、全身倦怠感や食欲不振、皮膚が痒くなったりひどくなると黄疸などの症状が現れたりする。

友美は医師から、完全に薬を断つために片頭痛の予防薬を処方された。
     
この予防薬は、抗うつ薬として開発されたもの。

飲むことで過度な神経の興奮をおさえることができる。

この予防薬を毎日朝飲むことで、頭痛が起きる回数は激減したという。

薬の使い過ぎによる頭痛は、専門的な治療を行わないと治らない。

心当たりがある人は、まずは医師に相談を。

仰天ニュースを見て激怒した男

いつもテレビで怒りがちなカンニング竹山。
今年49歳。芸歴39年目の体を張ったバラエティー番組から、役者もこなすマルチタレント。

だが実は、ある症状に苦しめられていた。

多忙な毎日。気力を振り絞り、起き上がった。

すると、激しい「めまい」視界がグルグルと回った。

実はこのめまい、ずっと前から悩まされているものだった。

それはまだコンビとして漫才をしていた1996年。
仕事といえば、小さな舞台くらい。

正統派漫才で勝負していた頃、何をやっても全くウケなかった。

そんな不安を酒で紛らわす日々。
借金をしてまで飲む! そんな生活を送っていた。

カンニングを結成してすでに4年。必死にネタを考えるが、全く浮かばない。

そんな時!!突然めまいが。
立ち上がろうとするが、立てない。

この日を境に、竹山は頻繁にめまいに襲われ始めた。
一番ひどいのは寝起き。

寝返りを打っただけでめまいが起きるように。
それは漫才中でも、何の前触れもなくやってくる。
実はめまいの事は相方に言えなかった。

竹山は、数年前に父親を「脳出血」で亡くしていて、完全に脳梗塞などの病気なのだと勝手に思っていた。本当に死ぬ覚悟もあったという。

すると、芸人の仕事にも影響が。
頭を叩かれる事などが怖くなり、前に出ていく事ができなくなっていた。

そんなある日。またもめまいが。
だが、この日は今までよりも激しかったため勝手に命の危険を感じ、すぐに大学病院の脳外科へ。

すると、医師からは「脳が原因ではない」と診断され、なぜか耳鼻科へ行くように勧められた。

聴力検査など、めまいに関して調べると、原因が判明した。

それは、「良性発作性頭位めまい症」。
耳の中の耳石器から剥がれ落ちた耳石が三半規管に入り込み、めまいを引き起こす病気。

強いめまいは起きるが、命に関わる病気ではないという事が分かった。
めまいの正体を知り、安心した竹山は中野の街で腐るほど酒を飲んだという。

だがこの病、再発をくり返す人が多いらしく、ブレイクした後も時折、めまいの症状は出た。

そして、2012年12月のある日。

朝、起きると、また激しいめまい。しかも…吐き気まで。
経験したことがないほどの重い症状に。仕事をキャンセルし、すぐに病院へ。

この日は、点滴を受けなんとか回復したが、いつまた、めまいに襲われるか分からない。
しかもドッキリも多い。それは予告なくやってくる。
ドッキリでめまいがくるのが怖く、隠しカメラを探しまくった。

このままではまずいと思い、めまいの専門病院を調べ受診した。
するとそこで、症状を軽減できる薬を処方された。

そんな竹山が目を疑うような出来事が起きたのが2018年11月13日。

夜、仕事から帰宅した時だった。
妻に言われテレビに目をやると、放送されていたのは、仰天ニュース!!

そしてそこには、ブレイク前のお笑いコンビ『納言』の薄幸が「頭位めまい症」であることを告白していたのだ。

見たこともない女芸人が、さもこの病気の代表者の様に語っている!

これを見た竹山はこう思った。

「誰やこいつ。俺、もう20年以上やぞ」

よっぽど許せなかったのか、その2か月後仰天ニュースに出演。
スタジオで不満をぶちまけた。

そして今回、ついに自分の苦しみが仰天ニュースに取り上げられたのだ。

ストレスなどが原因と言われているが、現在は症状が出た際には薬を服用し、病院へ行くなどしてこの病と付き合っている。

心臓が苦しい原因はまさかのアレ

突然ふらつき、心臓がギュっとなった。
それは恐ろしい病気だった。

彼の名はキャッチャー冠野(39歳)。芸歴8年のピン芸人。

この症状が初めて現れたのは冠野がまだ芸人になる前のこと。

22歳の時、電気配線工事の会社に入社。

先輩と1日10数件の工事をしていた。
しばらくして、そんな冠野に異変が。

寝起きから疲労を感じ、階段を半分上がっただけで呼吸が乱れ、会社でも強烈な立ち眩みが襲う。

自分はどうしたのか?

病院へ行くと、脈に異変が。
そして精密検査をすると、医師がある病名を告げた。

それは心房細動。

心臓は右心房から電気信号が発せられ、一定のリズムで動いている。

しかし、心房細動の場合、他の場所からも電気信号が出てしまい、心臓が痙攣を起こしたような状態になる。

こうなると、全身に血液がうまく巡らなくなり時には意識を失うこともある。

心房細動が慢性化すると心臓内に血の塊ができてしまい、それが脳の血管をふさぐと脳梗塞を引き起こしてしまう。

心房細動は高齢者に多く、60代では100人に1人、80歳以上では100人に3.2人が発症すると言われている。

一方で、20代で心房細動になるのは非常に稀だが、人間関係のトラブルやストレスを感じる事が原因になることも。

実は冠野、入社した会社での人間関係に苦しんでいた。
仕事が出来ない新入社員というレッテルを貼られていて、そんなストレスを感じるたび、動くことができないほどの動悸や、息切れなどが起きた。

心房細動は強いストレスの蓄積によって発症することもあるのだ。

1か月経っても症状が改善されなかった冠野。
医師から、心不全や脳梗塞の恐れもあるので電気ショック治療を勧められた。

電気ショック治療とは、心臓に電流を流してショックを与え、心臓のリズムを正常に整えるというもの。

一時的な不整脈などは、ほとんどがこの方法で治る。

心房細動の自己診断は、脈のリズムが一定ではない時、1分間の拍動が50~90以外の時は不整脈のサイン。

治療を受け、正常な状態に戻った冠野。
また変な症状がでたら手首の脈を取り、異常があれば病院に来るように言われた。

その後、冠野は会社を辞め、教員免許を取得して中学の教師になった。

しかし教師になって3年、冠野にある夢が・・・

それは高校生の頃から憧れていた夢。芸人。
そして親に打ち明けた。

教師をやめ芸人になる事に、親は大反対!
そして親に勘当され家を飛び出した。

この決断が彼の命を脅かす。

東京で芸人を目指したが、金はない。
なんと生活の拠点は荒川の橋桁の下。

ホームレス生活をしながら、毎日劇場でビラ配りを行い、舞台に出演していた。

そんな生活を送っていたある日、突然心臓をぎゅっと握りつぶされるような感覚が襲う。

脈のリズムがバラバラになっていた。

すぐに病院に行かなければ。

しかし、当時の彼にお金などない。そこで信じられない行動をとる。

とにかく病院に行く金をと。日雇いの警備員のバイトを始めた。

バイト中、胸を締め付けられるような症状が出ても、なんとか我慢した。

意識を失い、壮絶な手術を受ける。
そして稼いだ金で冠野はこんな行動に!!
なんと、夜行バスに乗って、勘当された兵庫県の実家に向かったのだ。

日に日に悪くなる体…一刻もはやく病院に行かなければいけなかった。

1年ぶりの実家。
家の中をのぞくと、両親は留守だった。

そこでちょっと考えが変わり、少しでもの病院代の足しにしようと、実家にあった自分の服を持ち帰り売ろうとした。

そしてちょっと休もうと座った瞬間!!異変が。

突然意識を失った。

目がさめると、そこは病院のベッドの上だった。

電気ショック治療から10年。心房細動の再発が確認されたのだ。

根治療法として医師が勧めたのが「カテーテル・アブレーション手術」。

そけい部や首の太い血管からカテーテルを入れて不整脈の原因となっている部分を、
電熱で焼き切るというもの。

手術中の意識はあり、痛みも伴う。心臓を焼くたびに胸が熱くなるという壮絶な手術が
2時間続いた。

この手術により、およそ85%の患者の心房細動は治るという。

冠野も、この手術によって症状が改善され元気な体を手に入れた。

過度なストレスなどで発症する可能性のある心房細動。

脈が一定の間隔ではない場合、医師に相談したほうがいい。

なぜ彼は体が腐ってしまったのか?

仰天ニュースでは以前二人の糖尿病患者を紹介した。
一人はグレート義太夫。

彼は、突然目がかすみ、意識を失ったことで糖尿病が判明。
今では、週3日の人工透析を受けて生活している。

もう1人は南部虎弾。

糖尿病による心不全で意識不明の重体に。

義太夫と同様、人工透析を勧められたがそれを拒否。
妻からの腎臓移植で命を繋いだ。

この2人のような症状もなく血糖値もそれほど高くないのに、糖尿病によって足を失った人が。

その人物とはあのアントニオ猪木とタッグを組み、つい最近までリングで活躍していたプロレスラー・谷津嘉章。

血糖値はそれほど高いわけではなかった。しかし、彼は足を切断するはめになった。

1976年、モントリオール五輪にレスリング日本代表として出場した谷津は、その後アントニオ猪木にスカウトされプロレスの道へ。

豪快なスタイルが人気を呼び、数々のタイトルを獲得。

35歳になっていたある日、試合後は後援者に連れられ、よく飲みに行っていた。

ある日、医師をしている後援者の男性に谷津の豪快な飲み方を心配され、病院で検査を受けることに。

そこで糖尿予備軍と診断された。
糖尿病予備軍とは、そのまま放置すると糖尿病になる可能性のある人。

空腹時の血糖値が、110から126未満、食後140から200未満だと糖尿病予備軍と診断される。

日本では、糖尿病患者が推定1000万人であるのに対し、予備軍も同じく約1000万人いると言われている。

糖尿病の進行を防ぐには、生活習慣を見直し、食事制限すれば問題ない。

しかし、予備軍と言われても危機感を持たない人も多い。
プロレスラーの谷津の場合、食事で体を作らなければならない。
危機感どころかとうてい受け入れられる話ではなかった。

予備軍にもかかわらず暴飲暴食
当時の谷津は結婚したばかり。
横浜に高級マンションも買った。

いくら体に悪かろうが、強い体を手に入れるためひたすら食べ続けるしかなかった。
特に、当時は「とにかく食え」の時代。

プロレスラーや、同じような生活をしていた力士に糖尿病を患う者は多かった。
35歳で糖尿病予備軍となった谷津も、その5年後、ついに2型糖尿病を発症したのだ。

不摂生や肥満など、生活習慣によって起こるのが2型糖尿病。

谷津は甘く見ていた。
「体に何の異変もない、だから大丈夫だろう」と。

しかし、これが糖尿病の恐ろしいところ。
重症化するまで自覚症状がほとんど表れない。

さらに谷津の場合、血糖値は140前後が多く、義太夫の630、南部虎弾の210に比べそれほど高くなかった。

本来ならばグレート義太夫や南部虎弾が行ったように、血糖値を毎日朝夕確認し、食事も量を減らしたり、糖質を抑えたものに変えていかなければならなかったのだが。
しかしこの時、既に離婚していた谷津は道場での食事以外は、ほとんど外食。
暴飲暴食に拍車がかかり薬も気が向いた時に飲む程度だった。

その後、54歳でプロレスを引退し、運送業や飲食店を経営する傍らプロレスの記事を書いていたが、この時も糖尿病特有の症状とは無縁。

自由気ままに生きていた。

初めて体に異変を感じたのはプロレスを引退して4年後のことだった。

道場で取材をしていると、足にピリピリと痛みが。
これが始まりだった。

実はこれ、糖尿病神経障害と呼ばれる症状。 

糖尿病患者の血液は糖分が多いためドロドロの状態。
すると、毛細血管がつまり体の末端に血液が行き届かなくなる。

その結果、神経の働きに障害が生じ、痛みや痺れを感じる。
さらに、夜も眠れないほど足先が冷えるように。

これも血流の低下が原因。

58歳で初めて病気の症状が出たのだ。

今までを反省し、自炊を始めた。
そんな時、谷津のもとに1本の電話が。

それはあるプロレス団体からのオファー。
そして、5年ぶりにリングに上がった。

久しぶりに上がったリング。現役時代を思い出した。

すると、こんな思いが。「トレーニングをすればもっとやれるんだけどな」
そしてトレーニングを始めたのだ。

すると、右足にズキズキとした痛みが。
靴ズレだった。

それがどんどんひどくなり右足が腫れて変色し、小指の根元が化膿した。
すぐに病院へ。

すると、医師から足が壊死を起こしかけている、と告げられた。
谷津の足は腐りかけていたのだ。

体の末端に血液が行き届かないため、免疫力が低下し細菌が体の組織を腐敗させていく。
そして全身に広がると死に至ることも。

その日から毎日、抗生物質を飲み、患部に抗菌作用のある軟膏を塗った。
完治するまでに半年かかった。

しかし、2019年5月。

今度は足の人差し指に血豆が。
今回もきちんと治療すれば大丈夫。そう思っていた。

1か月後、谷津は愛媛県で行われた興行に参加。

しかし、その遠征先で状況が一変する。

血豆が黒ずみ出した。それでも谷津試合に出て、その後病院へ。

そこで衝撃の宣告を受ける!!

医師「切断です。」

頭の中が真っ白に。
谷津の足は壊死が進んでおり、1日で菌が数センチ上がってくるほどの状態だった。

すぐに入院。その翌日手術で膝下を切断した。

それにしても、谷津の血糖値は糖尿病患者としてはそれほど高くなかったはず。
一体なぜ、足を切断しなければならなかったのか?

糖尿病に詳しい専門家に聞いてみると、血糖値が高くなくとも何十年も正常ではない状態が続くとその蓄積によって足の神経や血管がボロボロになり、足の壊死が起こるきっかけになるきっかけができたという。
糖尿病予備軍と宣告されたあの時、早めの対策を行っていれば谷津の足は切断まで至らずに済んだかもしれない。

手術から8か月。

今は、義足を付けて生活している。

明るく振る舞っているが、心配なのは残った左足。

少しでも油断すると、現在も靴ずれが起きている。
ちょっとした靴擦れでも谷津の場合はまた壊死してしまう可能性がある。

自覚症状が出にくい糖尿病。
放っておくと、とんでもない事態に陥ることを覚えておきたい。

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かゆみ、手汗、頭痛の「世界仰天ニュース」の感想

今回の世界仰天ニュースは、謎の病と闘った芸能人たちの苦悩エピソードでした。
 
 
紹介されたエピソードの中で心臓のカテーテル手術の話しがありましたが、私も同じ手術を受けたことがあるので、人ごとではなかったです。
 
 
日頃の健康管理は本当に大事だなと痛感しました。



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