プラダを着た悪魔のネタバレあらすじとラスト結末|感想も

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ジャーナリスト志望の主人公が就いた仕事は、華やかなファッション業界に身を置く、何百万人もの憧れの仕事でした。が、カリスマ編集長であり、悪魔のようでもある上司に、とことん振り回されます。

抗いがたい魅力の前で、自分の信念を貫き通すことはできるのでしょうか。

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プラダを着た悪魔のネタバレあらすじ

ジャーナリスト志望のアンドレア(=アンディ アン・ハサウェイ)が朝の身支度を整えています。(このシーン、複数の、美意識の高い美女たちと重なり、最初の見どころです。)

家賃と今後のキャリアのためと割り切って、全く興味のないファッション誌『ランウェイ』の面接を受けるためにイライアス=クラーク社へ向かいます。

仕事は、伝説的編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントです。何百万人もの憧れの仕事といわれてもアンディには雑用に思えます。

ファッションセンスもない、ランウェイを読まない、ミランダを知らないアンディに、「けっこうよ」と言うミランダ。これが面接なのかと苛立つアンディは、私は細くない、でも頭は切れるし記憶力は抜群よと言い残し、清々したように立ち去ります。

すると、第一アシスタントのエミリー(エミリー・ブラント)が追いかけてきて、どうやら採用のようです。その晩、いつもの仲間にお祝いしてもらいます。

翌朝、6:15 ミランダのコーヒーを買ってすぐに来るように電話が。電話には必ず出る、ミランダに質問してはいけない、ランチは15分で、などなど細かく厳しい指示がありました。

『ランウェイ』は世界で最も有名なファッション誌です。いえ、単なるファッション誌という枠を超えて、エレガンスと気品の道しるべともいわれています。その守り神であるミランダは、仕事へのこだわりと厳しさで有名でした。アシスタントを何人もクビにしていて、とにかく生き残れる人が必要でした(アンディのことは、今までにいなかったタイプだから試しに雇ってみました)。

やっと第一アシスタントに昇格したエミリーは、アンディのダサい服装と無知さに呆れています。アンディのミスで自分の立場まで危うくならないようにと気が気ではありません。エミリーは今年こそはパリ・コレに自分が同行する、それだけを夢みてきつい仕事に耐えていました。

一方のアンディは、慣れない環境でなかなかうまく対処できません。ファッションの仕事をずっと続けるつもりはないから服装を変えるつもりはないと、ダサいと言われようが貫いています。ナイジェル(スタンリー・トゥッチ)にせめてハイヒールを履くようにと忠告されます。

ミランダはファッションの仕事に誇りを持っていますから、アンディの態度がバカにしたように見えることがありました。そして多くのスタッフの前でアンディの無知さをこき下ろすことがありました。

恋人のネイト(エイドリアン・グレニアー)に愚痴を聞いてもらい、1年我慢すれば望みの仕事ができると自分に言い聞かせます。

ある晩、久しぶりの父親とのディナーでくつろいでいると、ミランダから電話が。双子の娘の演奏会があるから今晩中にマイアミに帰りたいのだが、ハリケーンでフライトがキャンセルになった、なんとかしろということでした。手は尽くしましたが全便が欠航でした。

翌日散々嫌みを言われたアンディは、彼女に嫌われているとナイジェルに泣きつきました。自分では努力しているつもりでしたが、ここで気づきました。この仕事をしながら自身の服装に構わないのは間違っていると。そしてナイジェルにコーディネートしてもらい、思わずエミリーも悔しがるくらい素敵に変身しました。

日々、どんどん洗練されていくアンディ(日々のコーディネートも見どころ)、ミランダもついつい二度見します。見た目だけでなく中身まで変わっていくようで、ネイトは内心快く思っていませんでした。

新進気鋭のデザイナー、ジェイムズ・ホルトから春物のコレクションのデザインを預かりました。そこで出会った魅力的な男性は、憧れの作家クリスチャン・トンプソン(サイモン・ベーカー)で、アンディは自分の文章を読んでもらえる機会をもらいました。

ミランダは全デザイナーのコレクションを事前にチェックします。彼女の意見がすべてです。口をすぼめたら(=見るに堪えない)コレクションは変更です。

ミランダが編集過程をチェックするための本を、毎晩自宅まで届ける役割がありました。今晩からあなたが届けてと言われ、信頼を得た証、やっと認められたんだとアンディは喜びます。(面白くなさそうな)エミリーに、誰とも口をきいてはいけない、何も見ない、透明人間になることと忠告されていたにもかかわらず、双子に騙されて二階に上がり、ご主人ともめている場面に出くわしてしまいました。

翌日ミランダは、『ハリーポッター』の新作原稿を4時間で手に入れろと無理難題をぶつけてきました。できなければ帰ってこなくていいと(昨晩の件で相当怒っているということです)。ダメ元で頼んだクリスチャンが入手してくれて、ミランダもアンディの有能ぶりを認めざるを得ませんでした(2部コピーを取って双子に渡し済みでした)。

「クビになる前に辞めてやる」と勢いでネイトに電話していましたから、お祝いだと言って帰宅したネイトとの間で重苦しい空気に包まれました。ネイトの誕生日にも断れない仕事が入ってしまい、二人の間の溝は深まるばかり。それぞれが関係について考えてみるときが来ていました。

1年で最も注目を集めるパリ・コレクション。ミランダはエミリーではなくアンディに同行するよう求めてきました。エミリーの全てであるパリ・コレです。アンディは悩みましたが、心はほぼ決まっていました。

アンディはどこへ向かっているのでしょうか。

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プラダを着た悪魔のラスト結末

パリ・コレクションです(本物のショーと舞台裏です)。ミランダとナイジェルにもマスコミの注目は集まります。

その晩、明日の昼食会の打ち合わせをしていた二人。いつもとミランダの様子が違います。夫から離婚を切りだされていて、またゴシップランを賑わせるし、双子が可哀想だと言って涙ぐみます。すっかり憔悴して見えますが、それでも今一番大事なことは昼食会の席順だと言いきります。

ナイジェルは、世界進出するホルトのパートナーに選ばれランウェイを離れることになりました。

クリスチャンに誘われ夜のパリの街にでかけたアンディは、純朴なサイズ6の女の子ではなく、洗練されたセクシーな女性でした。誘われるままクリスチャンと一夜を共にします。

クリスチャンから、ジャクリーヌ(現フランス版の編集長)がミランダの代わりに新編集長になると聞かされ、驚いたアンディは納得がいかないまま、ミランダに知らせなくてはと大慌てです。

しかし昼食会で明かされた事実は、ジャクリーヌがホルトのパートナーになったことでした。事前に察知したミランダが裏で画策しました(ナイジェルは「いつか償ってくれるさ」と言いながらも相当なショックを隠し切れませんでした)。

ミランダに「あなたは私に似ている」と言われたアンディ。ハッと目が覚めました。このままでは自分を嫌いになってしまう。携帯電話を噴水に投げ捨て、ミランダとは別の方向に歩きだしました。

ラストで、アンディはネイトに謝り、もう一度チャンスをもらいました。それから『ミラー』紙の面接を受け(ミランダが太鼓判を押してくれたので採用です)、不要になった服をエミリーに譲りました。

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プラダを着た悪魔 感想

『ヴォーグ』誌で編集長アシスタントをしていた女性のベストセラーが元になっています。その時の編集長は有名な鬼編集長のアナ・ウィンターで、ミランダのモデルはもちろんアナでしょうが、噂は否定しているそうです。

『プリティ・プリンセス』同様、野暮ったい娘が洗練されていきます。アン・ハサウェイの美貌は隠しておけないですもんね。アンディに嫉妬するエミリー、でも意地悪になりきれないエミリー・ブラントも好感度抜群でした。

もちろんメリル・ストリープは言うまでもなく素晴らしく、憎らしい悪魔に人間味を持たせていました。一流のブランドを着こなす女性たちが目の保養になる映画です。

 



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