ギフテッドのラストの意味と結末ネタバレ|感想とあらすじも

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生まれつき特別な才能を与えられた者をギフテッドといいます。与えられたことが、自分にとって家族にとって幸せかはそれぞれのようです。

本作はそれだけでなく、幸せな家族の形も考えさせられます。

そして子役の少女がとびきりかわいいです。

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ギフテッドのネタバレあらすじ

少々生意気な7歳のメアリー(マッケナ・グレイス)と叔父のフランク(クリス・エヴァンス)は今日も微笑ましい口げんかをしながら、朝の支度をしています。今日からメアリーは学校に通い始めます(行きたくありませんが)。

近所に住む、とても親しくしているロバータ(オクタヴィア・スペンサー)は心配で心配で、連れ戻してと言いますが、フランクの決心は変わりません。

算数の時間です。57+135は?192。それでは57×135は?しばらく考えましたが暗算で7695。メアリーが答え、担任のボニー(ジェニー・スレイト)は驚きます。

メアリーは教室を覗いた校長に「あなたがボス?」と聞き、「今すぐ私を家に帰して!」と叫びました。フランクが迎えに来て、友だちを作って楽しく過ごしてほしいんだと伝えます。

次の数学の時間はテストでした。ボニーは、メアリーには難解な問題を別に用意しておきました。

メアリーの母親(フランクの姉)は、将来を期待された女性数学者のダイアン・アドラーで、彼女が自殺してからの6年半、メアリーの面倒を見ているのはフランクです。

ある日メアリーは、スクールバスの中で上級生から嫌がらせを受けた同級生をかばいました。その件で校長に呼び出されたフランクは「暴力はいけないことだと言ってきかせる」と言いました(上級生相手に頼もしいと思っています)。

その際、ギフテッド教育に力を入れているオークス校に入れたらどうか、奨学金がもらえるはずだと提案されます。しかし彼女は特別であることを望んではいないから、退学になるまでここにいるべきだと返事をします。ボニーは、自分の判断に確信があるの?と聞いてきますが、確信なんてものはもちろんありません。

ある日帰宅すると玄関に女性の姿がありました。学校が余計なことをしました。これまで縁を切ったつもりでいたフランクの母イブリン(リンゼイ・ダンカン)に勝手に連絡したのでした(彼女も優れた数学者でした)。

PCや分厚い数学書をたくさん持って、メアリーに会いに来ました。「面白そうな問題がたくさんある」とはしゃぐメアリーを見て、「このままではあの子の才能を潰すことになる」とイブリンは言います。

ダイアンに懸けていた期待を、今度はメアリーに懸けるようです。

「今日の数学は終わりだ」と、メアリーを外に連れ出すフランク。日々自分の選択が正しいのか自分に問い続けるフランクですが、これだけは言えます「俺たちはずっと一緒だ。」

しかしイブリンは裁判まで考えているようです。

フランクは毎週金曜日の晩だけは、ロバータにメアリーを預けてバーでお酒を飲みます。翌土曜日は、昼までは家に戻ってはいけないルールもあります。

今晩はボニーと過ごし、少々飲み過ぎた二人は「私たちの間には何も起こらない」と言いながらも気持ちを止められませんでした。

そして普段はルールを守るメアリーがこの日に限って、捜し物を取りに戻り、ボニーと鉢合わせしました。ボニーのことが嫌いではないので、にやりと笑いやり過ごしましたが、フランクは怒りました。

いろんな想いが爆発してしまいました。少し時間をおいてからメアリーに謝るフランクは、「自分自身に怒っていたんだ」と言い、仲直りしました。

メアリーが、二日間ボストンでイブリンと過ごすことになりました。自身も数学者であったこと(Cool!)、母のダイアンが取り組んでいた”ナビエ=ストーク方程式”のことなどをメアリーに説明しました。

大学では、難解な問題を、間違いを訂正した上で解いてしまいました。イブリンはもうメアリーを諦めるつもりはありません。

裁判で、メアリーの実父が登場し、養育権はイブリンにと申し出ますが、フランクの弁護士が不自然さを指摘します。

その日のメアリーは、実父が自分の顔も見ずに帰ったことで傷つきます。フランクはとある病院に連れて行き、赤ちゃんが生まれ、喜びに包まれるいくつもの家族の姿を見せました(おまえが生まれたときもこうだった)。メアリーは自分もその家族の一員のように喜び体験をしました。

また裁判の日、ダイアンについて語られます。ここでもフランクの弁護士は至極もっともなのですが、フランクに対して、ボストンの大学教授からいまはボートの修理人で保険もない、あなたが育て続けることが本当にメアリーのためになるのかと、イブリンは引き下がりません。

弁護士が最高の取引なるものを持ってきました(おそらく勝てないだろうということです)。それは里親にメアリーを預けること。フランクとメアリーは月に一度は会える。メアリーはオークス校に通う。そしてメアリーが大きくなったら、誰と暮らすかは選べるというものでした。

「ずっと一緒だって言ったじゃない!置いていかないで」と幼いメアリーには理解できませんでした。

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ギフテッドのラストの意味と結末ネタバレ

月に一度の面会も「君に会いたくないそうだ」と里親に言われてしまったフランクです。本当に正しいことをしたのかと、自問自答の日々です。

ある日ボニーが、ネコの里親募集の張り紙を見つけ、フランクに連絡します。そのネコはメアリーの大切は片目のフレッドだったのです(もちろん一緒に里親の家にいきました)。ネコアレルギーのイブリンが絡んでいるとにらみます。

殺処分ギリギリのところで(ほかにも数匹合わせて)引き取って、イブリンとの勝負に出ます。

イブリンに叩きつけたのは、ダイアンが生涯をかけたもの”ミレニアム懸賞問題”でした。ダイアンはこれを解いた上でフランクに託し、自殺したのでした。

イブリンの負けが決定的になったのは、「イブリンの死後に公表してほしい」というダイアンの遺言を聞いたときでした。崩れ落ちるイブリン。しかしフランクはこの発表を守ってほしいと任せます。

そしてもちろんメアリーはフランクの家に帰ります。大学に通い勉強はするものの、地域で同年代の友だちとも遊びます。

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ギフテッドの感想

すごく寂しかった、どうして私を置いていったの?と真っ直ぐにぶつかってきたメアリーは本当に可愛らしかったです。天才でも子どもなんです。彼女の将来を今から大人が大ごとにして騒ぎ立てましたが、メアリーにはフランクとの約束が全てでした。

イブリンも悲しい人です。思考が普通じゃありません。

そうそうこれで良かったのよ、という結末に落ち着きました。



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