エターナルサンシャインのラスト結末ネタバレと感想|あらすじも

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喧嘩別れしてしまった恋人との記憶を大切にとっておきますか?消してしまいたいと思いますか?ましてや、相手はさっさと消したと知ってしまったら?

独創的な脚本とファンタジックな映像センスで、全米が熱狂したラブストーリーです。

これは、主人公の脳内に入り込む体験です。一度で難しかったら何度でもお試しください。

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エターナルサンシャインのネタバレあらすじ

寝ぼけたままのようなジョエル(ジム・キャリー)は、出勤する際に車が大きくへこんでいることに気づきます(隣の車がぶつけたかな)。

2004年バレンタインデー、全く不愉快な祝日です。衝動的に仕事を休んで、モントークへ向かいます(僕らしくないけど)。

2月の浜辺は凍り付きそうです。青い髪をした女性がひとり。

帰りの電車でも乗り合わせ、以前にもどこかで会ったのではないか、私はクレメンタイン(ケイト・ブランシェット)と積極的に話しかけられますが、ジョエルは警戒しています(少しでも関心を示されると恋に落ちてしまうからです)。

駅から彼女の家まで車で送ると、部屋に誘われます。「いつかあなたと結婚するわ」と言うクレメンタイン。家に帰りついて言われたように電話をすると、「明日は氷上ハネムーンよ」と、すっかり彼女のペースです。

凍ったチャールズ川の、氷の上に2人で寝転がって星を見ます。

明け方、彼女の家まで送ると、「あなたの部屋に行きたい」と言われます。もうどうにでもなれという感じか、流れに身を任せることにしたジョエルが車で彼女を待っていると、「困ったことはない?」と見知らぬ男が窓からのぞいてきました(誰?)。

ジョエルは泣きながら車で街を流しています。

バレンタイン前に彼女と仲直りしたくて、プレゼントを持って彼女の勤め先に行くと、彼女は僕を知らない人のように扱った上、若い男とキスをしていたんだ、と友人夫婦に話します。

すると”クレメンタインは記憶からジョエルを消去しました”と書かれたカードを見せられました。

いったいどういうこと?ジョエルは”ラクーナ社”を訪ねます。「見るべきじゃなかった」と話すのはハワード博士(トム・ウィルキンソン)。不幸な現実から抜け出す手助けをしていると言います。

記憶の中から、消したい部分だけを消せるそうです。ジョエルは思わず「僕も消す」と決めてしまいます。

クレメンタインに関わる全てのものをかき集めます。それらを使って記憶図を作ります。記憶を操作したあとは、自分のベッドで目覚め、夢のように消えているそうです。

担当するのはスタン(マーク・ラファロ)とパトリック(イライジャ・ウッド)の2人です。ラクーナ社で受付をしているメアリー(キルスティン・ダンスト)もあとからやって来ました。

新しい記憶から呼び出していきます。

ジョエルとクレメンタインの最後の晩です。酔って3時に帰宅した彼女に「情けないよ。誰かと寝てきたのは間違いない、君の得意技だ。」こんなひどい言葉を投げつけ、後悔し謝っても、彼女は鍵を置いて出ていきますね(酔った帰り道にジョエルの車をぶつけたようです)。この記憶は消えました。

次は、テレビを見ながら2人で食事している場面です。しかし今度は作業中のスタンたちの言葉が聞こえます。パトリックが「クレメンタインの記憶を消しているとき惚れてしまったから、その後デートに誘った」と言いました。「そんなこと許されないぞ」と驚きながらもスタンは、このときの記憶を消しました。

クレメンタインが散歩中に「子どもがほしい」と言い、「育てられるのか?その話はまた今度だ」と相手にしないジョエル。消えていきます。

2人でベッドにいます。「あなたを知りたいの。人生を共有したい」と言いながらジョエルの寝顔にキスをするクレメンタイン。消去。

パトリックの電話が鳴ります。彼女(クレメンタイン)が不安定だから行ってもいいかと仕事を抜け出します。このとき彼女を”タンジェリン”と呼びました(クレメンタインが髪をオレンジに染めたとき、そう呼んだのはジョエルでした)。

パトリックが抜けたあとは”自動消去”にして、いちゃいちゃするスタンとメアリー。

パトリックはクレメンタインに「今から凍ったチャールズ川に行こう」と言われます。ジョエルが買っていたプレゼントを渡すと「好みを当てた男は初めてよ」とクレメンタインは驚きます。そう、パトリックはジョエルの記憶を盗んでいるのです。

クレメンタインは「早く美人になって」と子どもの頃から自分に言っていたそうです。「君はきれいだよ」ジョエルは言います。ジョエルは我に返ります。「この記憶だけでも残したい!」

「聞こえるか、中止してくれ!」と叫びます。自動消去なので誰も聞いていません。記憶の中を、集中して、抵抗して、走るジョエルとクレメンタイン。目を開いてみますが、記憶はどんどん消されていきます。

クレメンタインが存在しない記憶に隠れることにします(4歳のジョエル、母親のキッチンです)。

ジョエルが記憶図から消えたので、消去が止まりました。慌てる作業員。ハワード博士を呼ぶしかありません。

メアリーのハワード博士への気持ちは尊敬を超えているように見えます。スタンが思わず「外の空気を吸ってくる」と部屋から出ます。するとメアリーがハワードにキスをし、少し戸惑いながらも応えるハワード。深夜に呼び出され、怪しんだハワードの妻が目撃し「気の毒ね」とメアリーに言葉をかけ帰っていきます。

不倫でした。妻にばれて、メアリーは記憶を消したのでした。それなのに、また。

ジョエルを記憶図に戻し、あとはクレメンタインとの出会いの場面を残すのみです。

ジョエルとクレメンタインは、モントークの海辺で開かれた友人のパーティで知り合いました。ひとりぼっち同士、やっと仲間を見つけたと親しく言葉を交わします。しかしこの記憶ももうじき消されます。

海辺の空き家に忍び込み、今夜だけ私たちの家よとジョエルを誘いました。ジョエルはクレメンタインをとても魅力的に感じましたが、同時に怖くもなって帰りました。「残ればよかったな」と言うジョエルに、「またモントークで会いましょう」とクレメンタイン。

全ての記憶が消されてしまいました。目覚めたジョエルは・・・

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エターナルサンシャインのラスト結末ネタバレ

寝ぼけたままのようなジョエルは、出勤時に車が大きくへこんでいることに気づきます(隣の車がぶつけたんだ)。

駅で電車を待っていると、つい、衝動的に反対側のホームの電車に滑り込んでモントークへ。そう、最初のシーンです。

こうして再び出会ったジョエルとクレメンタイン。

パトリック(謎の男)が車の窓からのぞいてきたところから違ってきます。いったん部屋に戻ってとりあえずの荷物を持って戻ったクレメンタインが、郵便受けに入っていたカセットテープを車で再生します。

それはラクーナ社でクレメンタインがジョエルの記憶を消す際、思い出(ほとんどが悪口)を語ったカセットでした。出会ったばかりでそんなものを聞かされたジョエルは「からかっているのか」と怒りだし、車から降ろします。

記憶が消えているのですから、クレメンタインにも事情はよくわかりません。このカセットを送ってきたのはメアリーでした。自分のカセットを聞いて、依頼主に返すことを思い立ったようです(メアリーはもちろんラクーナ社を退社しました)。

クレメンタインがジョエルのアパートを訪ねると、ジョエルも届いたカセットを聞いているところでした(これまたクレメンタインが聞かされるにはひどい内容です)。お互いに「本心じゃない」と言います。

そして・・・きっと今に嫌になるわね、それでもいいねと、もう一度始めてみることにしました。

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エターナルサンシャインの感想

記憶の中からある特定の人だけを消す。その記憶はどんな風に残るんでしょう。恋人を嫌になった監督の友人が「彼女の記憶を消せたらな」とぼそっとつぶやいたことからできあがっていった物語なんだそうです。

難しかったです。一度観ただけでわかりましたか?

脚本だけでなく映像もとても独創的なのですが、遠近法を使ったり、極力アナログな手法で撮影したそうです。

脳が警告しても、心に従ってしまうものなんですね。



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