アルキメデスの大戦(映画)のロケ地や撮影場所はどこ?神戸や相生でも

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いよいよ公開された映画『アルキメデスの大戦』。監督は、先日『世界一受けたい授業』にも出演した山崎貴監督です。

山崎監督は『ALWAYS 三丁目の夕日シリーズ』や『永遠の0』などで、VFXを駆使した映像表現が高い評価を得ている監督ですが、それは現実のロケーションにもこだわり抜いているからこそ。

特に今回は船が話に関わってくるため、港などのシーンが非常に多いですね。

公式サイトによると、撮影が行われたのは7月初旬から9月初旬の間です。あえて過酷な暑さに耐えなければいけない時期を山崎監督は選び、スタッフ全員で汗をかきながらも撮影に挑んだとか。

冷房の利かない状況で、多くのシーンを撮影したのです。

今回は、そんなアルキメデスの大戦に使われた主なロケ地を探っていきましょう。

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東宝スタジオ

世界一受けたい授業に登場していたメイキング映像から、CGが使われる多くのシーンは、東宝スタジオ内で行われたと思われます。

山崎監督は背景など多くのものをグリーンバック合成で撮影していますが、唯一『地面』だけは本物を使うことにこだわっている人です。

軍艦に立っているシーンでも、甲板だけは実際にセットを用意して撮影に臨んでいる姿が確認されています。

また、公式サイトによると戦艦建造の最終判断を下す『大会議』のシーンに使われている会議室は、このスタジオ内で作られたセットであることが判明しています。この会議のシーンは撮影に4日間かかっており、力の入れようが伺えます。

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舞鶴赤レンガ倉庫群(京都府舞鶴市)


劇中に登場するのは『横浜赤レンガ倉庫』ですが、実際に撮影に使われていたのは京都の舞鶴赤レンガ倉庫です。横浜に負けず知名度のある場所で、たびたび映画のロケ地に使われています。近年ですと、山田涼介主演の『鋼の錬金術師』や、岡田准一主演の『海賊と呼ばれた男』にも登場していました。

観光名所として機能している現実では明るく開放的な雰囲気の場所なのですが、映画内では『現役で使用中の倉庫』だったため、軍事色の強い世界観も相まって厳かで暗めの雰囲気でした。派手なエフェクトではなく、ちょっとした色彩の調整もCG技術の1つであり、山崎監督のこだわりが感じられますね。
 
 
場所:舞鶴赤レンガ倉庫群
住所:〒625-0080 京都府舞鶴市字北吸1039−2

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神戸のとあるビル(兵庫区島上町1丁目)


神戸の街に、古びたビルがあります。周囲を広く見渡すと普通の古いビルなのですが、アップで建物だけ映すと、いかにも戦前の、昭和初期のビルに見えてくるから不思議です。
 
 
場所:神戸のとあるビル
住所:兵庫県神戸市兵庫区島上町1丁目

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IHI 相生工場 鋳造部(兵庫県相生市)


資源やエネルギー、インフラや宇宙など、あらゆるジャンルに精通している重工業会社です。

軍で機密の情報でも、民間企業から探れるかもしれないと考えた櫂(菅田将暉)が『大里造船』という会社を訪れるシーンがあるのですが、その場面の撮影に使われていたようです。
 
場所:IHI 相生工場 鋳造部
住所:〒678-0041 兵庫県相生市相生5292

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神戸税関、旧乾邸、海岸ビルヂング、加藤海運ビル


神戸市にある多くの歴史的建造物を利用して、第二次世界大戦少し前の日本の街並みづくりにリアリティを与えています。どのようなシーンで利用されたのか詳細までは記載されていませんでしたが、神戸フィルムオフィスの公式サイトに、上記の場所を撮影に利用した旨が書かれていました。

神戸市は撮影映えする場所が非常に多いのです。

ちなみに、神戸と前述した兵庫を利用した『大里造船』の撮影は8月初旬だったため、もっとも過酷な状況だったようです。
 
 
場所:神戸税関
住所:〒650-0041 兵庫県神戸市中央区新港町12−1

 
 
場所:旧乾邸
住所:〒658-0063 兵庫県神戸市東灘区住吉山手5丁目1−30

 
 
場所:海岸ビルヂング
住所:〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通3丁目1−5

 
 
場所:加藤海運ビル
住所:〒650-0046 兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目3−1

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広島県呉市

戦争に関する映画で欠かせないのがやはり広島県ですね。横浜や神戸など、港町はこういった映画を撮るのにぴったりの撮影場所や建物が多いのでしょう。呉港が撮影に使われています。

広島での撮影にはかなり力が入っていたようで、菅田将暉さんがロケ地である呉市を”凱旋”に訪れていますね。

撮影が行われたのは9月初旬。撮影も大詰めで、この広島のシーンを撮影して菅田将暉さんはオールアップ(撮影終了)しました。

菅田さんが最後に演じたのは、物語ラストの戦艦大和を涙ながらに見送るシーンです。

実はあのシーンに登場している士官のエキストラは、海上自衛隊の方々です。役者ではありませんが、やはり本職の自衛隊だからこそ出せるリアリティというものがありました。

また、戦艦大和を語るうえで欠かせないのが『大和ミュージアム』です。ここには大きな戦艦大和の模型が展示され、いろいろな戦争に関する資料が置いてあります。菅田将暉さんが先述した凱旋に訪れた際も、こちらを訪れたようです。

余談ですが、『男たちの大和』という映画の時は、ここに展示されている戦艦大和の模型をCG加工して、本物の大和として出演させていたそうです。今回のアルキメデスの大戦に登場した戦艦大和も、もしかするとここに飾ってある大和かもしれませんね。

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その他

愛知県や静岡県、神奈川県、栃木県、茨城県・東京都、千葉県など、数々のあらゆる場所でエキストラが募集されたのが確認されています。

地方に住んでいる方々は、自分の地域のフィルムコミッションを調べてみてください。意外と多くのエキストラ募集が告知されています。

東京ではなかなか撮れない風景が、意外とあなたの街にもあるかもしれませんね。
 
 
映画「アルキメデスの大戦」については、こちらも見てみてください。
 
 

アルキメデスの大戦(映画)のネタバレあらすじと感想!ラストや結末も
 
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